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良品を長く使ううちにモノとヒトの間に生まれるストーリーや信頼感は他と比較できない個別的な価値となる。靴底を張替えることで長く履き続けられるという本品も、きっと履き手との間にユニークな価値を創るだろう。シェアリングがもてはやされる中で、こだわりの詰まった靴が「所有」の面白さをあらためて教えてくれるかもしれない。(STYLE編集部)

2008年にサンフランシスコで創業し、カスタムオーダーシャツからスタートしたTAYLOR STITCH(テイラースティッチ)。毎シーズン高感度でハイクオリティなアイテムを取り揃え、注目を集めているブランドだ。今回紹介するチャッカブーツは、ソールを貼り替えられる伝統的なグッドイヤーウェルト製法を採用。高いクオリティながらも、手の届きやすい価格なのが好ましい。

4オンス チョコレートカラーのウォータープルーフスエードを使用

防水加工が施されたスエードのアッパーは、どんなに履き込んでも美しい風合いをキープ。柔らかいシープスキンの裏地と気泡入りのインソールが、スポーツシューズのような快適な履き心地を実現している。

素材や縫製技術にもこだわった一足が完成

注目すべきは、独自の特殊な採寸によって作られた20ものパーツに100以上のステッチを施すという、手間のかかる地道な工程で根気よく製作されているということ。これが、修理をしながら長く愛用できるシューズを実現させている。

テイラースティッチのCEO兼共同創業者であるマイク・マハーは、チャッカブーツについて、「ここ6カ月以上ずっと、このチャッカブーツを愛用している。最初に箱から出した瞬間から、履き心地が抜群なのには驚いたよ。さらに、履くほどに見た目もいい味が出て、どんどん良くなっている。一番気に入っているところは、1、2年したらソールを張り替えるだけで、また一緒に毎日いられること」とその出来映えに大満足の様子だ。

こだわりのあるビジネスマンにこそ、オンオフをシームレスにつなぐ、スタイルと機能と快適さを追求したシューズを大切に履き続けてほしいものだ。

問い合わせ情報

TAYLOR STITCH(テイラースティッチ)


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text:Rina Araki