人は一晩に約30回もの寝返りをするといわれている。その際、寝間着が寝返りの動きを制限しては、誰もが窮屈な思いをすることだろう。そこで独自の研究と考察により、動きやすく眠りやすいパジャマ『kinel（キネル）』を考案したのは、天然繊維製品を手掛ける「大醐」。パジャマに立体裁断を施すことで、動きやすさを追求したのだ。
立体裁断を施した箇所は3か所。まず、腕を大きく上げても肘を曲げても、上着の裾が引っ張られないように「肩まわり」の部分。次に、足の可動域を広く確保できるように「股」の部分。最後に、足の曲げ伸ばしがスムーズに行えるように「膝」の部分である。
そして、もう1つ注目すべき点は「素材」である。もともとシルクや綿などの天然繊維を取り扱う会社の強みを生かし、生地はこの2つに特化。一般的にシルクのパジャマといえば「シルクサテン」が使われるが、kinelは「シルクツイル」を使用。サテンよりも繊細で柔らかな風合いと、上品な光沢感が特長だ。綿は「綿サテン」という生地を使い、素材の扱いやすさは綿そのままに、シルクに似た滑らかさを実現。肌触りだけでなく滑りもよいため、動きを妨げることが少ないという。
いま、慢性的な睡眠不足による「睡眠負債」と呼ばれる状態が、働き盛りの世代に蔓延しているとする説もある。睡眠は健康や仕事のパフォーマンスなどにも影響を及ぼす重要なファクター。最良の睡眠をとるために、パジャマを替えてみるのはいかがだろうか？
editor's comment
kinelのパジャマは、動きやすさと肌触りに優れるだけでなく、シンプルなデザインとカラーで清潔感もある。人生の三分の一を占める睡眠時間。決して短くない時間だからこそ、雰囲気も着心地も抜群の一着で快適に過ごしたいものだ。
text：a.matono
