Editor's Note

パンツのシルエットいかんで美脚・足長にスタイルよく見せられることを日本人に教えてくれたのは、インコテックスだといっても過言ではない。特にクールビズが定着して以降、ジャケットを脱いだときの腰回りのフィッティングが、男性を美しく見せるスタイリングにとって重要であることを知らしめ、パンツの単品購入という消費行動を促したことは最大の功績だ。その後、多くのパンツ単品のブランドが日本上陸を遂げているが、この市場はインコテックスが開拓し牽引してきたもの。長年にわたる技術の研鑽でデザイン性とはき心地の快適さを追求しながら、常にパンツブランドのトップに君臨している。

創業年
1951年
創業地
イタリア ヴェネツィア
拠点
イタリア ヴェネツィア

Brand History

カルロ・コンパーニョによって創設されたファクトリーは、「SOLO PANTALONI(パンツ一筋)」を掲げ、60年以上もの間、パンツ製造に邁進してきた。1970年代後半には、彼の2人の息子ロベルトとマルツィオが経営を引き継ぎ、ジャケットやニット、シャツなどのブランドを吸収合併することで規模を拡大する。現在はスローウエア グループとして事業展開。アウターウェアのモンテドーロ、ニットのザノーネ、シャツのグランシャツなどを擁する一大コングロマリットとして成長を遂げている。グループが擁するすべてのブランドの商品を取り扱うスローウエア ショップを世界各地に展開。日本国内では東京・丸の内のザ ソブリンハウス内、東京ミッドタウン、大丸神戸店で取り扱っている。