プラダの新作オーデトワレ「プラダ オム ロー」は、ショウガ科のレッドジンジャーやカルダモン、柑橘系のネロリやグリーンマンダリンなどが、互いの魅力を引き出し、陽射しが気持ちよいこれからの季節に合う爽やかな印象だ。トップノートの軽快な香りが、時間の経過とともに、まろやかにまとまっていく。この香りは、コットンや麻のシャツやパンツで気負いのないエグゼクティブのプライベートにオススメだ。
「プラダ オム インテンス」は、琥珀(アンバー)やハーブの一種であるパチョリの個性がイリス(アヤメ)のフローラルな香りと混ざり、さらにバニラを思わせるトンカビーンズの甘い香りと一体化したフレグランス。トップノートは個性的であるものの、時間を重ねると優雅さと包容力が感じられる。これなら決断力が求められるビジネスシーンで、一層の自信と余裕をもたらしてくれそうだ。
シーンや会う人によって洋服を選ぶように、フレグランスも場面を想定して選びたい。洋服のコーディネートだけではなく、香りを心地よいと感じられたら、装いすべてに気遣いをしている人と思われるはず。セルフプロデュースの一つとして、このフレグランスをぜひ試して欲しい。
Text : kocco