フランス生まれのプレミアムカジュアルブランド「ラコステ」は、時代のニーズに合わせた要素を取り入れ、ディテールを改良しながらさまざまなデザインのポロシャツを生み出してきた。そんなラコステが、今季ブランド誕生85周年という記念すべき年に発表した“Le Paris Polo（パリポロ）”。ジャケットの下に着用するワイシャツ代わりのアイテムというのだから驚きだ。
通常のポロシャツと比較して胸回りはマイナス2cm、胴回りはマイナス3cmほどサイズが小さくなっているので、すっきりスマートな印象。腰回りの丈は短めで、もたつくこともない。襟は厚みのある台襟なのでジャケットを羽織ってもへたらず、細身のニットタイなどもコーディネートできる。ブランドロゴであるワニのワッペンは、ポロシャツと同系色なので、悪目立ちしない。
デザインはいまどき感があるが、素材は創設当初から継承する伸縮性に富んだもの。通気性が良く、動きやすい、着心地抜群とくればビジネスアイテムとして申し分なしだ。
85年という歴史があるラコステだからこそ生み出された逸品。“定番だけど新しい”そんなポロシャツをいち早くビジネスアイテムとして取り入れてはどうだろうか？
editor's comment
定番アイテムといっても昔と今のデザインでは何かが違うもの。そしてモダンなデザインはやはり洗練されて見える。気に入っている定番アイテムだからこそ、ひと昔前から変わらないデザインを着ていて、情報感度が鈍いと思われては残念だ。この夏はスタイリッシュなポロシャツで自分の印象をモダンに更新してみてはどうだろう？
text：a.matono
