1948年にパリにあるタバコ屋を前身として創業されたLONGCHAMP(ロンシャン)。第二次大戦後のパリ駐留のアメリカ軍に人気のあったレザー張りのパイプをきっかけに、バッグや皮小物を展開してきた。アイコンの折りたたみバッグやトラベルバッグなどのデイリーに使いやすいものから、ビジネスシーンにふさわしいバッグまで、幅広いラインナップが男女を問わず世界的に人気だ。今回紹介するブリーフケースは、バイカラーの遊び心が、実用本位のブリーフバッグとは一線を画すデザイン。スーツやジャケットスタイルにも馴染むグレーを基調に、オレンジのパイピングのあしらいは、一目で装いに気を配っているのが伝わるだろう。
カウハイドという生後2年を経過したメス牛の革を使用しているので手触りが柔らかい。かつ、カーフレザーよりも厚みがあるため、パソコンを格納できるサイズ感と十分な強度をあわせ持つ。スーツにもジャケパンスタイルにも合わせやすく、これ一つで洗練された着こなしが完成だ。
editor's comment
スーツを新調するように、ブリーフケースも定期的に見直したい。バイカラーのバッグを選ぶときには、普段着ているスーツに馴染む色調をベースにセレクトしてみると失敗がない。この機会に試してはいかがだろうか。
text:kocco