「幸運になりたければ、幸運を信じなさい」。これは、ヴァン クリーフ アンド アーペル創業のきっかけになったラブストーリーのヒロインの甥、ジャック・アペールが口癖のように言っていた言葉だ。
「幸運」は、メゾンが大切にし続けているテーマのひとつ。そのテーマを象徴するのが、四つ葉のクローバーがデザインの「アルハンブラ」である。メゾンのアイコンにもなっているこのコレクションは、1968年に「アルハンブラ ロングネックレス」の誕生以来大きな人気を博し、ヴァンクリーフ&アーペルの幸運のシンボルとして、その名声を世界中に広げることとなった。
そして、アルハンブラ ロングネックレスが誕生して50年が経つ今年、クラシカルな新作を発表した。フランス領ポリネシア産のグレーマザーオブパールを施したシリーズと、ブラジル産のオニキスを使用したシリーズだ。グレーマザーオブパールは虹色の落ち着いた輝きをダイヤモンドとピンクゴールドによって華やかに美しく完成させるのに対し、オニキスの漆黒はホワイトゴールドとダイヤモンドで洗練された印象に完成させている。
アルハンブラコレクションのオリジナルモデルに忠実に、すべてのモチーフにはサヴォアフェールを象徴する繊細ナビーズの縁取りが施されている。どちらの美しさも、生涯愛することができる逸品だ。
王族や貴族がブライダルに選ぶほど、セレブリティからも愛されているヴァン クリーフ&アーペル。大切な人にプレゼントするなら、贈る人にも贈られる人にも幸運が訪れるように、アルハンブラコレクションをプレゼントしてみてはいかがだろうか。
editor's comment
「幸運のモチーフだよ」と、一言添えて贈りたいアクセサリー。アルハンブラは、コレクションがスタートしてからデザインがほぼ変わることなく継承されているので、石が違うデザインでもコーディネートしやすいのが特徴。毎年ひとつずつ増やしていく楽しみもできそうだ。
text:Mariko Ikeda