落ち着きのある大人のラグジュアリーブランドとして人気のTOD’S(トッズ)。ブランド内で2012年春夏よりカプセルコレクションとして展開していた「トッズ ノーコード」が、この度刷新され、新プロジェクトとしてスタートした。

第一弾として発表、発売されたのは、オールブラックのスニーカーだ。このスニーカーは、ネオプレンというウエットスーツで使用する素材とカーフのコンビネーションが特徴。2種類の素材を組み合わせることで、軽さと柔軟性を実現している。さらに足首を包み込むミッドカットでフォールド感もあるので安定しやすいのも嬉しい。

ブラックスニーカー8万1000円(税別)

これまでのTOD’Sのルールに囚われず、慣習を打ち破るというトッズ ノーコード。新しいコンセプトのラグジュアリーを楽しめる人々に対し、トッズ ノーコードとして新たなコラボレーションプロジェクトを提案。アーティストやアスリート、デザイナーが躍動感あるトッズ・ノーコードの世界観を読みとき、カプセルコレクション、もしくはフルコレクション、あるいは一点もの、という形態でブランドの伝統的なTOD’Sスタイルから革新へ導いていくという。

トッズ ノーコードの志は、こんな言葉で表されている。

「私たちはファッションを追わない、定義付けされるものでもない。
私たちはファッションを追わない、なぜならその枠組みに囚われたくないからだ。
私たちはシーズンを越え、新しいスタイルを日々生み出し、新たなる影響を探り、あらゆる業界のクリエイターがデザインするコレクションにより、リテールを改革し、お金では買えない出来事を提供する。
私たちがコードに挑戦するのはそれが心に染みついているからだ。
決して追いかけない。決して予期せず、決して妥協せず、決して同化しない。
私たちは予測不能である。
これが私たちのコードである。それがノーコードだ。」
TOD’Sグループ会長兼CEO ディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏、中央 ラポ・エルカン氏、右 TOD’S グループ副会長 アンドレア・デッラ・ヴァッレ氏

2018年10月より、「トッズ ノーコード & ガレージ イタリア」として第二弾のプロダクツを展開予定。ガレージイタリアを主宰するのは、フィアットやフェラーリなどイタリアのクルマ業界で活躍し抜群のセンスでファッショニスタとしても有名な、ラポ・エルカン氏だ。二社の協業による初のクリエーションは世界より注目されることは必須。新たな手法と明確な目的で世界へと発信される新商品の発表がもうすでに待ち遠しい。

これまでとは異なる新生「TOD’S No_Code」の志には、ファッションそのものの定義を覆すほどの高い普遍的な意識を感じることができる。これからのプロジェクトに大いなる期待をせずにはいられない。

editor's comment
今回の柔軟性のある厚めソールのブラックスニーカーは軽量で通気性もいいのでこの夏に活躍しそうなアイテム。秋から始まる希少性の高い限定商品は、必ず注目を浴びるラインになるはず。発売日のチェックが必要になりそうだ。

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トッズ/トッズ・ジャパン