黒髪より、むしろ“似合う色”が多いのです

こんにちは。 イメージングディレクターの高橋みどりです。

年齢とともに増えていく白髪。気になりますよね。一般的には加齢の象徴のように語られることが多いのですが、私自身は男性のファッションにおいて、白髪はプラスの作用をもたらすものと考えています。

髪が白くなるのは、顔のまわりを覆っていた黒い“額縁”がなくなるということ。顔の印象がニュートラルになるため、黒髪よりもむしろ似合う色が広がります。ですから、「白髪も増えたし、もっと地味なファッションにしたほうがいいかな」などと迷う必要はありません。

白髪になったからこそ、今まで試す機会がなかった明るい色、鮮やかな色にトライしていただけたらと思います。

明るい色目を取り入れるメリットは、何といっても若々しく元気に見えること。

白髪が増える年代であれば、肌も同様に老化していますから、顔色がくすんで見えるのが普通です。そういうときこそ、装いにきれいな色を足してあげると、とても元気に、溌剌とした印象が加わります。

白髪をネガティブに捉えることなく、「人生で白いキャンバスを再び手に入れた」くらいの気持ちで、積極的におしゃれを楽しんでいただきたいですね。

眼鏡は細みのセルフレームを

従来、黒と茶がメインだったセルフレームに、ニュアンスある色味が登場。涼やかな印象は今の季節にもぴったり。上からネイビー 4万8000円(リンドバーグ/オブジェ・イースト)、シャンパンゴールド 3万円(アヤメ/オブジェ・イースト)、グレー 3万7000円(オリバーピープルズ/オブジェ・イースト)

日本の男性は眼鏡をフォルムで選ぶ方が大半。色は「黒か茶」の2択と考えがちですが、これはあまりにも無個性で、つまらない気がします。実用性だけでなく、「おしゃれの延長線上のアイテム」として、ご自分の肌の色、髪の色に「似合う色目」の眼鏡を選んでみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介する眼鏡はセルフレーム。ステンレスフレームはシャープな印象ではありますが、反面、表情がキツく見えるのが難点です。一方、セルフレームは光を通すので、肌がほどよく透けてフレームと顔馴染みがとてもよいのです。表情も柔らかく見えますし、何より印象が軽やか。

以前はセルフレームというと幅の広いものが多かったのですが、最近は華奢でシャープなシルエットのタイプに注目が集まっています。非常に軽いため実用性も十分なうえに、さり気ないおしゃれが楽しめます。

おすすめしたいのは、ネイビー、グレー、シャンパンゴールドの3色です。それぞれスーツの色との相性もよく、カジュアルスタイルにはもちろん、ビジネススタイルに合わせても、まったく違和感を与えません。

眼鏡を試着する際、鏡に顔だけを映して確認する方が多いと思いますが、ファッションは常に“全身のバランス”に気を配ることが大切。その点、ネイビー、グレーはビジネススタイルのメインカラーですから、黒や茶、ステンレスのフレームより、むしろスーツ姿によく馴染むんですよ。

シャンパンゴールドは一見、派手に感じるかもしれませんね。でも実際にかけてみると肌に溶けこんで、眼鏡だけが目立ってしまうこともありません。特に白髪の多い方にとてもよく似合います。茶のフレームをかけたときと比べて、5歳は若返って見えるのではないでしょうか。

今回ご紹介した色以外では、ワインカラーも素敵です。ネクタイの色を合わせてコーディネートすれば、とても洗練されたビジネススタイルが完成します。