1933年に設立された「ラコステ」。1968年にはフランス・グルノーブルで開催された冬季オリンピックでは、初めて国際オリンピック協会とパートナーシップを締結し、フランス代表チームの一部選手のユニフォームデザインを担当した。
そんなラコステが、IOC(国際オリンピック協会)から、ライフスタイルアパレルのライセンスアグリーメントブランドに認定された。つまり、オリンピック公式コレクションをつくるブランドに選ばれたのである。
それが今回発表された「オリンピック ヘリテージ コレクション」だ。ウェアと小物で構成されるコレクションは、過去のオリンピック大会のアイコニックなロゴをベースに、ラコステらしいエレガントさを加えたデザインが特徴。第一弾のテーマは、開催50周年を祝うべく、1968年の夏季メキシコオリンピックと冬季グルノーブルオリンピックである。
今回、IOCとラコステのライセンス契約締結の席で、ラコステCEOのティエリー・ギベールはこのように語っている。「今回の契約締結は非常にうれしいことです。1924年にテニスプレーヤーとしてオリンピックメダリストでもあったルネ・ラコステにより創設されたラコステは、オリンピック活動の本質的価値でもあるスポーツマンシップ、そして最後まで成し遂げる不屈の精神というコンセプトを掲げています。そして、IOCとラコステの同じ価値観のもとにオリンピック ヘリテージ コレクションが誕生しました。それはフレンチエレガンスを体現し、過去のオリンピックのグラフィックを蘇らせる力をもったコレクションなのです」。
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このオリンピック ヘリテージ コレクションは、2020年まで、年に2回ずつ限定のカプセルコレクションとして展開される。「過去の遺産からインスピレーションを受けた新しい商品」という意のヘリテージコレクション。ラコステの思い描くオリンピックファッションを楽しみながら、2020年の開幕を待つ……。より一層気持ちが盛り上がること間違いなしだ。
text:A.Uehara