本特集では出張における三段活用法と題して、用途にあわせた“3バッグ体制”をリコメンドする。スーツやノートPC、仕事の資料など大荷物の運搬に適した「トロリー」。客先に出向く際のスムーズな移動を約束する「ブリーフケース」。そして夜間や私用の外出に重宝する「多目的バッグ」。この3つをそろえておくことで、出張のあらゆるシーンを合理的かつスマートに済ませることができるからだ。
第2回目となる今回は、普遍的な機能美を備え、流行にとらわれず使い続けられるゼロハリバートンのバッグにフォーカスする。
米国的なタフネスバッグのパイオニア
不測の事態は旅における最大の不安材料だ。ならば、できるだけ信頼できるアイテムを携えて行きたいもの。トロリーのボディが割れてしまうといったアクシデントや、持ってきているはずの小物が埋没してすぐに取り出せない、あるいは収納した服がシワだらけになるといったストレスはよくあることだが、旅行において長年のノウハウを培ってきた老舗ブランドなら、そういった心配を理想的に解決してくれる。
ゼロハリバートンはどんな環境にも対応するバッグをモットーに、たゆまぬ成長を続けてきたタフバッグ界の第一人者だ。創業した1938年には、当時最先端であったアルミ合金によるアタッシェケースを作りだし、60年代には月面での資料採集用ケースをNASAからの依頼で製作したことからも高い信頼性がうかがえる。2000年代に入っても伝統のダブルリブを進化させた「ZR-Geo」シリーズ等を生みだし世界中のビジネスマンから注目を集めている。機能的かつ堅牢なゼロハリバートンのバッグは、そのスペックや存在感ゆえ、所有する喜びをも与えてくれる特別なラゲッジなのである。
アルミケースの伝統を受け継ぐポリカーボネートスーツケース
メイドインUSAであることに加え、ボディの耐久性を高めるためにプレス加工で凹凸のラインを成形するゼロハリバートンの伝統的なアイコン「ダブルリブ」を備えた「クラシック ポリカーボネイト2.0」シリーズ。利便性はもちろん、軽く衝撃に強いポリカーボネイトシェルを採用するなど、機能的なトロリーケースとして高い完成度を誇る。写真のモデルは93Lの大容量タイプ。一週間ほどの長期出張や旅行で真価を発揮するフルサイズ・トロリーだ。
荷室の仕切り役も兼ねるガーメントケースを内蔵。折りたたむことなくスーツの持ち運びが可能。宿泊先のクローゼットにそのまま収納できるハンガーが付属するところも出張族には便利な機能。