1952年、ユベール・ド・ジバンシィが設立したフランスのハイブランドであるGIVENCHY(ジバンシィ)。2017年3月、ブランドのアーティスティック・ディレクターに、クレア・ワイト・ケラーが就任した。ジバンシィ初の女性デザイナーである。世界中が注目した今年(2018年)5月の英国ロイヤルウエディングで、メーガン妃のドレスをデザインし、さらにその名を世に広めた。

今回発売された「JAW」は、彼女が初めて手掛けたアーバンスポーツスニーカーである。スポーツシューズが持つ多機能性からインスピレーションを受けたというデザインは、60・70年代のトラックシューズから90年代のハイテクスニーカーまで、様々な時代の要素が入りながらも、しっかりとアップデートされている。

「JAW」ブラックの1色。12万5000円(税別)

最も目を惹くのは、やはり“歯”がモチーフになった特徴的なソールだろう。流線型で都会的なフォルムのスニーカーのポイントとなっており、コーディネートにこの一点を加えただけで全身をスタイリッシュに仕上げてくれる。素材はナイロンとレザー。アッパーにはジップクロージャーがついているため着脱しやすく、機能性にも優れている。今年はロゴブームが復活し、ブランドロゴがデザインされたアイテムが流行しているが、「JAW」は踵部分にロゴがあしらわれており、実に絶妙な存在感だ。現在カラーはブラックの1色。今後はクラシックスタイルとして、ホワイト、ブラック、レッドなどの展開も予定している。

editor's comment
流行りものやインパクトがあるアイテムは、顔から遠いところに持ってくると挑戦しやすい、という。特徴的なソールでデザインも特徴的なこの靴はお洒落すぎて一瞬尻込みしてしまいそうだが、顔から一番離れたスニーカーは初心者にもお勧めのインパクトアイテムだ。

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ジバンシィ

text:a.shinohara