日本橋の生活を支えてきた老舗が、新たな風を生む

現在の本館が誕生したのは昭和8年。その重厚な西欧の歴史様式と和風建築を取り入れた建築美が評価され、百貨店建築としては初となる重要文化財に指定された。そんな歴史が息づく「髙島屋」の象徴店舗として位置づけられる「日本橋髙島屋」に、新館が9月25日に開業。本館、東館、タカシマヤ ウォッチメゾンの4館が一体となり、都市型ショッピングセンター「日本橋髙島屋S.C.」として生まれ変わった。

日本初や商業施設初など、魅惑のショップが目白押し

注目したいのが、出店する感度の高いショップのラインナップだ。新館と日本橋ガレリアには日本初上陸や商業施設初となる115店が出店。地下1階から地上7階で構成される館内には、フードからファッション、雑貨、レストランなど、個性に富んだショップが集結する。

男心をくすぐる注目のメンズショップたち

メンズ向けのショップが多く集まるのは5階。「フェリージ」はイタリアのバッグブランド。ビジネスバッグも得意で、定番商品の「8637」など、素材をコンビ使いしたアイテムは特に人気が高い。男の身だしなみを整える人気理髪店「THE BARBER」や、革靴のメンテナンス・リペアなどを行うプロショップ「三陽山長」にも注目。お気に入りの靴と長く付き合うために、覚えておきたい店だ 。

「PATRICK」 は、1892年にフランス・プソージュ村で創業したブランドで、メイドインジャパンにこだわった製品を展開。スニーカーが中心だが、日本橋はオフィス街ということで、雨の日の通勤にぴったりな「PAMIR_WP(パミールウォータープルーフ)」や、上から見ると革靴、ソールはスニーカーという「KAPIT II(カピットツー)」などの人気商品も置いている。

「コンティニュエ」 は恵比寿のセレクトショップで、商業施設初出店。「テンアイバン」や「マイキータ」といったこだわりのブランドのメガネが購入できるほか、アンティークの腕時計も販売している。

もちろん、5階以外にも注目のショップが並ぶ。アメリカの老舗シューズブランド「G.H.BASS」は、2019年1月までの期間限定出店。マイケル・ジャクソンが「ビート・イット」や「スリラー」で履いていたローファーはこちらのブランドのもの。

靴下ブランド「Tabio」では、通勤用、ランニング用などさまざまな靴下を展開。ビジネス向けの靴下には、15分で名前を刺繍するサービスも行っている。このほかにも、大人の上質カジュアルをコンセプトにアンタイドシャツを展開する「ANGLAIS」、1928年にデンマークで創業したオーディオブランド「バング&オルフセン日本橋」など、プライベートをより豊かにしてくれそうなショップが充実している。

老舗が誇る矜持と革新のライフスタイル提案が融合し、日本橋エリアの新たなる象徴となる「日本橋髙島屋S.C.」。プライベートでもビジネスでも柔軟に対応するラインナップで、日々の生活を豊かなものにしてくれるに違いない。

問い合わせ情報

日本橋髙島屋S.C.
TEL:03-3211-4111


text:PRESIDENT STYLE
photograph:Junichi Ihara