試着したら思わず着て帰りたくなる心地良さ～着姿が美しいSLOANEのニット

ニットに特化したブランドSLOANEが登場したのは、今から2年前。ブランド設立から月日はそれほど経っていないが、ファッション関係者をはじめ、すでに多くのファンに支持されている。立ち上げたのは、ニットのスペシャリストである株式会社ヴェンティ・ウーノ代表の大貫雄氏と、海外ブランドのディストリビューター小峰明彦氏の二人だ。「着ていて心地良いニットってなかなかないよね」「じゃ、一緒に納得できるものを作ろうよ」、そんなプライベートでの会話からこのブランドは始まったという。

SLOANEの魅力は、2人が追い求めた「ストレスフリーな着心地」と「着姿の美しさ」にある。上質な糸で作られたニットは、とても暖かだ。その上チクチクする不快感もない。普段使いすることを念頭に考えられたデザインは、どのように動いてもストレスを感じさせないうえに、美しいシルエットも保つ。商品のほとんどがユニセックスで、サイズ展開は1から5。サイズにとらわれず、好みやコーディネートに合わせてセレクトすればいい。

極細の柔らかい糸で編まれた超ハイゲージニットは、薄手でも暖かであり、ハリと滑らかな風合いが魅力。肩周りを立体的に仕上げることで、首や肩、腕へのストレスを軽減させている。ほどよいゆとりを持たせているが、重ね着することを考慮して裾や袖口のリブがしっかりと体にフィットするため、すっきりとしたシルエットを保ってくれる。

表面はウールの柔らかさを際立たせつつ、裏側のポリエステルのハリがしっかりとしているので立体的なフォルムを生み出している。取り入れるだけで大人のカジュアルを惹き立て、品良くまとめてくれるため、ヘビロテアイテムになること必須だ。

最高品質を誇るイタリア・ロロピアーナ社のカシミヤを用い、7ゲージ 天竺編みで仕上げたタートルネックは風合いが通常のニットとまるで違い、見た目以上に軽い。ネック部分がしっかりと立ち上がり小顔効果を叶えるため、スタイルの良さも演出できるだろう。

SLOANEは一貫して国内生産にこだわる。その理由は、ディレクターと作り手との距離を出来るだけ近く保ち、微妙なニュアンスまでを間違いなく届け合うためだという。ひと目で素材の良さが分かるSLOANEのニットで、今冬、大人の知的さや清潔感、華やかさを表現してみてはいかがだろう。