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最近、スニーカーで通勤する人をよく目にするようになった。しかし、中にはいかにもスポーツタイプというデザインのスニーカーを履いている人もいて、足元と服装の齟齬が悪く目立ってしまっている。今回紹介する「ローバスケット エフジー」は重厚感があるレザーを使用しており、その上質さと上品さはカジュアルダウンしたセットアップスタイルにも合う。フィット感や耐久性にも優れているので、スニーカー通勤を実践しているビジネスパーソンに最適なスニーカーと言えそうだ。
(STYLE編集部)

140年以上前の明治時代に、福岡県久留米市でムーンスターの歴史はスタート。足袋から靴の製造へと時代の流れに添って移行しながら、日本のスニーカーの歴史を作ってきた。

そんなムーンスターが、今回銀座への旗艦店出店に際し、大人のファッションに合わせやすい本革を採用したスニーカーを発表した。シンプルでジャケパンスタイルやカジュアルなセットアップにもフィットするベーシックなデザインは、熟練の丁寧な手仕事が感じられる一足に仕上がっている。

昨年10月に「ムーンスター ファクトリー ギンザ」がオープン。「ローバスケット エフジー」が限定で販売されている

ムーンスターの「LOWBASKET(ローバスケット)」は、形を変えることなく履き続けられている最もベーシックな形のスニーカーだ。

長く普段履きとしてのスニーカーや学校用の履物を製作してきた背景もあり、通常キャンバス素材のものがほとんどだが、「ローバスケット エフジー」にはアッパー部分に重量感のあるレザーを使用。

手間がかかるため現在国内で採用できるのは数社のみといわれているヴァルカナイズ製法(底とアッパーの結合が強く、 底が剥がれにくく型崩れしにくいスニーカーの製法)で、耐久性やフィット感に優れたスニーカーを生み出している。

シンプルかつコンパクトなシルエットは無駄がそぎ落とされて洗練されたデザインで魅力的だ。

久留米市での製作に注目すべく「MADE IN KURUME」のロゴを採用。カラーはホワイトとブラックの2色展開

レザーのアッパーは厚みがありながらも、履くほどに味が出て足なじみが良く履きやすい。

日本人による日本人の足のために作られたスニーカーは、他にはない心地良さを実感できるだろう。

カジュアルな中にも洗練された、上品なニュアンスが感じられるので「カジュアルスタイルがなかなか決まらない」とお悩みの方にこそぜひ履いてみてほしい一足だ。

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text:Rina Araki