"疾走感"で快活さを演出。
コルテの新作スニーカー

平日のスーツスタイルに磨きをかける人は多い。しかし、休日スタイルが学生時代から一切成長していないという人は要注意だ。休日に、同僚やクライアントに遭遇するかもしれないからだ。

休日スタイルを上品かつアクティブに演出したい人にお薦めなのがスニーカー「Eddy」とバックパック「Zermatt」だ。コルテの上質でエレガントなイメージを損なわない2つのアイテムは、ビジネスパーソンの休日カジュアルを慎ましく飾ってくれる。

靴側面に配された流線形のデザインがアイコニックだ。これは伝説のサイクリストEddy Merckx氏へのオマージュとして、サイクリングレースの疾走感を表現したもの。素材が反射素材である点も、サイクリングを意識したものだろう。

特に注目したいのは、ソールの薄さだ。分厚いスニーカーが流行っている中で、その裏を行くこの薄さが、クラッシックな雰囲気で品がいい。全体として控え目な印象を受けるけれども、エレガンスは損なわない。絶妙なバランス感覚だ。

ヨーロッパの有名な山間部のリゾート地にちなんで名付けられた「Zermatt」。ピエール・コルテが初めてデザインしたバックパックであり、軍服のタイムレスで実用的な美しさから着想を得たという。

アウトドアテイストのバックパックは大人が背負うには不釣り合い。しかし、このバックパックであれば極上の素材と落ち着いた本体カラー、華美すぎないデザインで、見た目も中身も熟した大人が身につけても違和感がない。機能性とラグジュアリーを両立させた欲張りなバッグだろう。