抜群の快適性とフィット感がアンダー8万円で手に入る
この数年でビジネスパーソンの間に機能性スーツがすっかり浸透した。堅苦しい、動きにくい、重い……といったスーツのイメージは今や昔。現在ではストレッチ性や防シワ性、撥水性といった機能性を備えたスーツが主流になっている。もはやメーカーからは「機能的でなければ選ばれない」という声まで聞こえてくるほどだ。
だからといって機能性偏重では、やはりビジネスの場にふさわしくない。美しく端正に着こなしてこそ、相手の信頼を得るスーツスタイルが完成するからだ。そうしたニーズを持つビジネスパーソンに耳寄りなのが、国内縫製のオーダースーツを製造・販売するHANABISHI(ハナビシ)がこの春開催する「Functionality collection」である。これはHANABISHIが厳選したオリジナルの高機能素材から好みの生地を選び、それをもとにオーダースーツがつくれるというもので、4月29日(木)から5月18日(火)までの20日間、全国のHANABISHI店舗で開催される。
今回用意される高機能素材は次の4種。抗菌・防臭をはじめとする5つの機能を備えた「デュアルプロテクト」、縦横2方向のストレッチ加工を施した尾州産の「クニシマ」、伸縮性と水や油をはじくテフロン加工を特徴とする「クロスファクト」、そしてナイロンやポリウレタンの糸ならではの伸縮性を持つ「フォーウェイズ」(セットアップ専用生地)となる。
HANABISHIのオーダースーツには大きく二つの特徴がある。一つは、完全国内縫製であること。これによりオーダースーツでありながら、採寸から仕上がりまでおよそ4週間という短納期となっている。そしてもう一つが、CADを駆使して一人ひとりオリジナルの型紙をつくりながら、機械縫製を採用することでコストを抑えている点。要するに、フルオーダーに近いようなフィット感が手ごろに味わえるというわけだ。
スーツにおける動きやすさや着心地の良さは、生地や仕立てのみで決まるものではない。それらと同等に、自身の体型に合っているかどうかが鍵となる。そもそもスーツの着こなしの基本はサイジングにあり、どんなに高価な生地を使おうと、体型にあっていなければ野暮であり不快である。着用時の美しさと着心地の良さの両方を、これを機に体感してみてほしい。
text:d・e・w