日本有数のリゾート地「箱根・仙石原」に誕生したKANAYA RESORT HAKONEは6千5百坪もの広大な森の中に佇む地上2階、地下1階建てのリゾートホテルだ。そのコンセプトは鬼怒川金谷ホテルの創業者である「ジョン金谷鮮治」が愛した「森の別邸」。国内のホテルや観光業界の近代化に大きく貢献したジョン金谷鮮治は、若い頃に欧米諸国を漫遊しながら西洋の文化を吸収し、いわば現代の「ダンディ」を体現した存在であった。KANAYA RESORT HAKONEには彼の和敬洋讃(EAST MEETS WEST)の美学とダンディズムが随所にちりばめられている。
新緑の香り、木漏れ日のきらめき、小鳥たちのさえずり、そんな森林の静寂の中、ホテルの洗練された空間とサービスに身を委ねるうちに、我々の五感は研ぎ澄まされ日常を忘れてしまうだろう。
館内にはコンセプトスイート「JOHN KANAYA Suite」(ジョンカナヤ スイート)を含む14の客室があり、部屋の個性にあわせた源泉掛け流しの温泉風呂があるのもうれしい。大湧谷源泉とする良質な温泉を客室にいながらにして味わうことができるのだ。
ダイニング「西洋膳所 JOHN KANAYA」は、1971年にジョン金谷鮮治がオープンさせ、多くの財界人や文化人に愛された伝説の西洋レストラン「西洋膳所ジョンカナヤ麻布」のスピリットとスタイルを継承するフレンチレストランだ。シェフを務めるのは、フランスで本場ミシュランの星を獲得した森祥崇氏。若き名人が至極の料理を創り出している。
多忙なビジネスマンが「森の邸宅」という極上の空間とサービスを五感で味わい、本来の自分を取り戻す。その研ぎ澄まされた感性で新たなインスピレーションを得られるに違いない。
editor's comment
洗練された癒しの空間で、究極の非日常を味わうことが、新たな自分の感性に出会う契機になる。自分のために時間とお金を投資することができるエグゼクティブにこそ、訪れて欲しい宿だ。
text:Seiko.E