平安貴族が別邸を構えた京都府嵐山に位置する「星のや京都」。ここは、全室リバービューの美しい景観と静けさを体感できるリゾートである。同旅館で体験できるプログラム「脱デジタル滞在・夏~涼風の中でまどろむ昼寝舟~」は、2018年6月1日~8月31日の期間限定で開催される。

昼寝をとる舟の中は、足を伸ばして横になることができるソファとクッションが用意されている

情報や日々の忙しさから一切遮断されることから始まるこの滞在。宿にチェックインして常に手元にある通信機器を手放したときの不安な気持ちは、舟に乗り、大堰川が流れる奥嵐山の渓谷で、風に吹かれながら昼寝や読書をゆったりと楽しめば、すぐに忘れられるはずだ。

「朝のお勤め」。読経の後は、住職が点てた抹茶を飲みながら法話を聞く

初日は「聞香入門」で京文化に触れ、翌日は早朝から禅寺に出向き坐禅を組んでお経を読む「朝のお勤め」など、非日常へ誘ってくれる「星のや京都」ならではのプランが多数。また、客室ではマッサージの施術も受けられる。

川風を感じながら過ごす滞在は、身体の疲れのみならず、デジタル社会で蓄積されていたストレスをデトックスし、本来の自分を取り戻す良い機会になるに違いない。

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自ら情報や連絡を遮断するのは勇気がいることだが、それが条件に組み込まれていることが大変興味深いプログラムである。気軽に体験できない贅沢なプランが多く、五感が研ぎ澄まされ、リフレッシュできる滞在になりそうだ。

星のや京都

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星のや京都

text:R.Araki