「ボンジュール ヴェルサイユ」は、フランス大統領公邸のインテリアを手掛けてその知名度が世界的になったフィリップ・スタルクと、イタリアの世界的照明ブランド「フロス」とバカラのコラボレーションで生まれたテーブルランプである。
19世紀より続くバカラのキャンドルスティック「ヴェルサイユ」と、 イタリアの照明ブランド・フロスが手がける「ボンジュール」ランプが出合ったことにより、ボンジュール・ヴェルサイユは生まれた。透明度の高いクリスタルに、熟練の職人たちにより施されるフラットカット。その美しさは、創業から250年もの間、脈々と受け継がれるバカラの財産ともいえる伝統と技術の賜物だ。そして、フロスによりLED光源をパネル周囲に配置された「エッジライティング」という最新技術によってもたらされた均質で美しい発光。伝統と革新性をミックスした佇まいと光は詩的で、ミステリアスな趣さえ感じさせる。
このテーブルランプについて、フィリップ・スタルクはこう語っている。「太陽王の異名をもつ、ルイ14世がみた幻覚。それは、「鏡の間」を照らす自分自身の光ではなく、魔法のような目新しい閃光が走るというもの。以来、その“光”の虜になった彼は、自身の紋章に用いた。数世紀の時を経て、フロスとバカラが最高の技術とタイムレスなノウハウで、その“光”を現実のものにした。 歴史が今、現代に蘇ったといえるだろう」
「ボンジュール ヴェルサイユ ランプ」は、Sサイズ(高さ27.2cm)とLサイズ(高さ42.3cm)の2種類。優しい灯りがもたらす効果は雰囲気のみならず、身体と脳のストレスを和らげる効果もある。職人の技と最新技術が融合したテーブルランプが、エグゼクティブの日常を心地よさと優雅さで包み込んでくれるはずだ。
editor's comment
“灯り”は快適な生活を送るために欠かせないものだ。目的に応じた演出法や効果的な照明器具の組み合わせ方で、リラックスするための心地よい空間作りを楽しめる。照明としての用途だけでなく、インテリアとしても美しいこのランプは、毎日家で過ごす時間を特別なものにしてくれるだろう。
text:A.Matsutomo