1729年に誕生し、“シャンパーニュの宝石”と謳われる世界最古のシャンパーニュ・メゾン「ルイナール」。その歴史は、修道会の高僧であったドン・ティエリー・ルイナールが泡立つワインの将来性を見抜き、その信念を甥のニコラが受け継いだことから始まった。ニコラがシャンパーニュの生産に情熱を注ぐことで飛躍的に成長を遂げ、のちに世界で初めてのシャンパーニュ・メゾンとして記録されたのである。

そのルイナールが5月2日から8日まで、「ルイナール ポップアップ・ストア ルイナールギャラリー」をジェイアール京都伊勢丹でオープンする。ギャラリーでは代表作であるシャルドネ100%で造られた「ルイナール ブラン・ド・ブラン」を購入できる。さらに注目は、同メゾンで初めてVRを起用したコンテンツ。VRでは、創業当時に泡立つワインの将来性を見抜いていた高僧ドン・ティエリー・ルイナールに遭遇したり、ルイナールのブドウ畑や、ガリアローマ時代から在続する「クレイエル」(古代の白亜質の石切り場跡)のセラーを見たりと、ルイナールの世界を疑似体験できる。

また、京都・祇園の「y gion」で4月14日から5月13日まで開催されている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」では、『見えない男』と世界的に評価されている現代アーティスト リウ・ボーリンとのコラボレーション作品を日本初公開。期間中は、 京都のバー6軒との日替わり運営によるルイナール ルーフトップバーがオープンし、アートに触れながらシャンパーニュを楽しめる。

editor's comment
世界最古という歴史あるシャンパーニュ・メゾンとVRやアートという現代技術との融合。ゴールデンウィークの京都へ、今だからこそ観て、学んで味わうことが体験できるイベントに出かけてみてはいかがだろうか。

text:Sayuri Yoshinaga