フレンチダイニング「アジュール フォーティーファイブ」は、2016年以来3年連続ミシュラン一つ星を獲得しているレストラン。ここでは、ルーヴル美術館展のメイン作品のひとつ、ヴェロネーゼの傑作「美しきナーニ」にインスパイアされたスペシャルメニューが饗される。

店名の「アジュール」は、フランス語で「青」の意味。オマールブルー、フロマージュブルー、ボリジブルーと、名前に「ブルー」が付く3つの食材を用いた料理が、キャンバスに見立てたお皿を華やかに彩る。

今年3月にオープンしたばかりのチョコレート&ペストリー「ラ・ブティック」や、「リッツ・カールトン カフェ&デリ」には、フランスを連想させるデザートが登場する。

「ラ・ブティック」で供されるケーキ2種。「ヘーゼルナッツナポレオン」800円、「セサミレモンピラミッド」800円。
「ザ・ロビーラウンジ」では、フレンチアフタヌーンティーを実施。フランス発祥のケーキ、オペラやマカロン、フランス王妃マリー=アントワネットも好んで食べたといわれているクグロフ、フォアグラを使用したセイボリーアイテム(甘くないおやつや軽食)などを提供する。

お酒を愉しむなら、「ザ・バー」へ。皇帝ナポレオンにゆかりのある2種類のお酒を用たオリジナルカクテル「ザ・エンペラー」が楽しめる。

ナポレオンにゆかりのあるお酒を用いたカクテル「ザ・エンペラー」

「ザ・エンペラー」は、ナポレオンがディナーの締めに愛飲していたマンダリンを浸したコニャック 「マンダリン・ナポレオン」と、ナポレオンが自分好みのコニャックとして選んだという「クルボアジェ」がベースとなったカクテル。日本での「ルーブル美術館展」開催を記念して、国産の柑橘と柚子をアクセントに用い、王冠をイメージさせる金箔を飾った一杯だ。

至高の美術作品をたっぷりと観賞した後は、その余韻を美しい空間で楽しみたいもの。ルーブル美術館の作品を彷彿とさせるメニューに出逢えるザ・リッツ・カールトン東京で過ごす時間はこの上なく豊かなひとときになるはずだ。

editor's comment
ルーブル美術館が開かれる国立新美術館は、ザ・リッツ・カールトン東京がある六本木の東京ミッドタウンのすぐ近く。アート観賞の余韻に浸りながら、“美味しい”時間を楽しみたい。

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ザ・リッツ・カールトン東京

text:Moka Kurio