「京のおうち」で休日をわが家のように過ごす

平安神宮や南禅寺など歴史ある神社仏閣や美術館が徒歩圏内にある岡崎エリア。閑静な住宅地に佇む築92年の町家が、心地よく暮らせる「おうち」にリノベーションされ、宿泊施設「京の温所」として今春オープンした。外観だけでなく、長年住居として利用されてきた雰囲気を随所に残しつつ、陽の光がたっぷりと入るキッチンやダイニングを設置するなど、快適な滞在ができるよう設計されている。

ここにはホテルや旅館のようなサービスはない。その代わり選びぬかれたキッチンツールや花器などの日用品が用意されており、滞在中は自由に使うことができる。季節の花を一輪生けること、散歩がてら見つけた地酒を風がそよぐ和室の縁側で味わうこと。そんな温かで心安らぐ「自分だけの京都」を自分らしく過ごせるはずだ。その余裕と空気を感じることができたら、もうそこは季節ごとに帰りたくなる「京都のおうち」での“日常”なのだ。