2017年11月に発足した「日本クラシックホテルの会」。加盟しているホテルの条件は、「第二次大戦前に創業した日本のホテルで創業当時の経営指針が残っていること」「第二次大戦前に建設された建物を維持(改修、復原も含む)、現在も営業を続けているホテル」「文化財や産業遺産などの認定を受けているホテル」「一般社団法人 日本ホテル協会加盟のホテル」という4つ。いずれも第二次世界大戦前からの伝統が受け継がれているホテルばかりなのだ。

そんな日本クラシックホテルの会に加盟する9つのホテルが、6月1日から9月30日まで「カレーの旅スタンプラリー」を実施している。各ホテルでカレーを食べるとスタンプを1つ押してもらえる。9つのホテルのうちいずれか3つのホテルのスタンプを集めて応募すると、抽選でクラシックホテル特製レトルトカレーの詰め合わせが届く。

スタンプラリーが実施されるホテルは「日光金谷ホテル」(創業 1873年、栃木県日光市)、「富士屋ホテル」(創業 1878年、神奈川県箱根町)、 「万平ホテル」(創業 1894年、長野県軽井沢町)、「奈良ホテル」(創業 1909年、奈良県奈良市)、「東京ステーションホテル」(創業 1915年、東京都千代田区)、 「ホテルニューグランド」(開業 1927年、神奈川県横浜市)、「蒲郡クラシックホテル」(開業 1934年、愛知県蒲郡市)、「雲仙観光ホテル」(創業1935年、長崎県雲仙市)、「川奈ホテル」(開業 1936年、静岡県伊東市)の9つ。

いずれも歴史が長いホテルだけに、それぞれのカレーの製法や味わいに個性が溢れる。時を超え、長年多くの人々から愛されてきた秘伝のカレーをぜひ食べ比べてみてはいかがだろう。

各クラシックホテルのカレー

▼日光金谷ホテル 「百年ライスカレー」

偶然敷地内の蔵から発見された大正時代のレシピ集。当時の分量に忠実にしながら現代の味覚に合うようにと繊細に再現したライスカレー。ココナッツミルクの甘さ、ティルピクルスとスパイスが絶妙

▼富士屋ホテル「ビーフカレー」

味の秘密は贅沢に使ったコンソメスープ、牛乳で煮出したココナッツミルク、そしてピクルスのエキスの隠し味。完成したカレーソースは冷蔵庫で数日間寝かせ、まろやかな味に仕上がっている

▼万平ホテル「国産ビーフときのこのソテー」「信州産福味鶏もも肉のカツレツ」「帆立貝と小海老のソテー」「季節のいろいろな野菜のソテーと雑穀米のピラフ」(すべてカレーソースつき)

玉ねぎを飴色になるまでじっくり炒め、3日間煮込んだ特製フォンドボーを加えて仕上げる洋風カレーのコクとインドカレーのスパイシーさを併せ持った伝統のカレー

▼奈良ホテル「ビーフカレー」

創業当時から続くトラディショナルなカレーで、具材を炒める油はビーフシチューを作る過程できる上質な上澄み油を使用することで、素材の味を充分に活かしたルーに仕上げるとのこと

▼東京ステーションホテル「ビーフカリー カットステーキ添え ランチセット」「夏野菜と仙台牛ヒレ&仙台牛のハンバーグカリー(期間限定) 」

黒毛和牛と香味野菜をじっくりと煮込んだ特製のビーフカリーにビーフステーキが添えられたボリュームたっぷりのセットと、たっぷりの夏野菜と仙台牛を使ったボリューム満点のハンバーグカレー

▼ホテルニューグランド「ビーフカレー」「チキンカレー」「海老カレー」

長時間煮込んだチキンとにんじん・玉ねぎ・セロリなどの野菜からとったブイヨン、リンゴ、チャツネ、ココナッツの香りをつけたミルクを加えた甘さと辛さが際立つ味わい。昭和初期から変わらないカレー粉を使って作られるこのカレーは、クラシカルな正統派の欧風カレー

▼蒲郡クラシックホテル「クラシックカレーセット」(シーフードカレー)

こだわり抜いた伝統のカレーは、マイルドな辛みに旨味をきかせたクラシカルな味わい。ライスは、お好みで白・ターメリックが選べ、白身魚二種類・帆立貝・あさり・ムール貝・海老を盛りつけ。デミサラダ、シャーベットのフルーツ添え、食後のコーヒー付き

▼雲仙観光ホテル「伝統の雲仙観光ホテル特製ビーフカレー」

創業以来変わらぬ伝統の味。野菜各種とスパイスでじっくり煮込まれたブイヨンに蓮華蜂蜜とフルーツチャツネを加えたコク・辛さと甘さが特徴のカレー

▼川奈ホテル「ビーフカレーライス」「ロブスターと帆立貝のカレーライス」

5段階の工程を経て完成させる代々受け継がれた伝統のカレー。自家製チャツネと香味野菜のガスパッチョを調和させ仕上げた川奈ホテルのシェフたちが守り続ける味わい深いカレー

editor's comment
格式のあるホテル限定で、あえてカレーだけを賞味するのは、色々な発見が見つかりそう。古き良き時代を懐かしむと同時に、オーセンティックな味わいを楽しめるひとときになりそうだ。

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日本クラシックホテルの会


text: Moka Kurio