「ロードゥ イッセイ」(LEAU D’ISSEY)とは(一生の)「水」の意味。この香水には、「水こそ最高のインスピレーション源であり素材である」という三宅一生の想いが込められている。1992年発売のロードゥ イッセイは三宅一生の香水の代表格であり、常に現代の生活にふさわしい新しい香りを提案し続けている。そのロードゥ イッセイの夏用の限定製品が「ロードゥ イッセイ サマーオードトワレ」で、これまでさまざまな人気クリエイターを起用してきた。

「意味や美しさを決して損なわずに、文字を再創造すること」を目指しながら、グラフィック・アーティストとして活躍しているティルサと「自然は、あらゆる感情を表現できるツール」だとして、生きた植物を使ってセットを作り上げる舞台芸術家 アリス・オーボワロン。それぞれが独自のセンスを持ち、全く異なるアプローチをとる二人の若きフランス人クリエイターによって、2018年版「ロードゥ イッセイ サマーオードトワレ」のパッケージが完成した。ウィメンズとメンズを並べて置けば、インテリアの一部になりそうだ。

ティルサが手がけた、曲線的でエレガントな文字が“窓”となり、その窓の向こう側には、アリス・オーボワロンの豊かな想像力と直感的な指先によって描かれた、緑豊かな夏の風景が広がる。フォトシューテイングで切り取られたイメージは、目を奪うほどに色鮮やかなレタリングとなり、ボトルとパッケージを彩っている。

「L’EAU D’ISSEY POUR HOMME SUMMER(ロードゥ イッセイ プールオム サマーオードトワレ)」125ml 8300円(税別)

ロードゥ イッセイ プールオム サマーオードトワレの特徴は、エキゾチックなフルーツをアクセントとした、太陽と夏の雰囲気をまとう香り。つけてから5~30分ぐらい、トップノートに香るのは少し苦みのあるグレープフルーツとアロマティックなコリアンダー、そしてみずみずしいキウイ。 30分後~2時間後、ミドルノートの香りはナツメグとパイナップル。そして最後にベチバーとサイプレスの力強いウッディノートが立ち上がり、香りに深みとハーモニーを与えてくれる。

調香師は、世界の二大香料メーカーの一つ「フィルメニッヒ社」のAlberto Morillas(アルベルト・モリヤス)。イッセイ ミヤケを象徴するフレグランスに、躍動する夏を感じさせるエッセンスを加えている。夏ならではの香りが、エグゼクティブのわくわくする心を呼び覚ましてくれるはずだ。

editor's comment
イッセイ ミヤケだからこそ実現した、二人のアーティストのコラボレーション。ウィメンズはトップノートがグレープフルーツとライチ、ミドルノートがパッションフルーツとグァバが調和するフローラル、ラストは、ウッディノートとバニラ。次々と香ってくる夏を感じさせる香りたちが、自然と気持ちを高ぶらせる。メンズとウィメンズ、おそろいで使うのも良さそうだ。この夏の香りは、これで決まり。

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イッセイ ミヤケ

text:A.Uehara