憧れのAMGに気軽に乗れるとっておきの方法～メルセデス ミー 東京

今回は六本木にある「メルセデス ミー 東京」を訪れた。施設はカフェ・レストランを中心としたブランド情報の発信拠点として2011年に前身となる施設がスタート。昨年10月からは「メルセデス ミー」に名称を改め、新たなスタートを切った。現在、東京、大阪、東京羽田（羽田空港内）の3か所に設置されており、うち東京と大阪でトライアルクルーズが実施されている。これはメルセデス・ベンツとスマートの最新モデルに気軽に試乗できるという無料のサービスで、東京では常時20モデルほどをラインアップ。

「クルマを売らないショールーム」がコンセプトの施設なので、必要な情報はしっかりと得られながらも「セールスされたら、どうしよう……」という心配は無用。リラックスした気持ちで試乗に臨めるのは実にありがたい。

利用方法はいたってシンプル。オンライン予約もしくは直接店頭に出向いて申し込みを行なう。オンラインの場合でも、車種と試乗する日時、試乗スタイル（自分、または専門スタッフが運転するかを選択）をチョイスして、ユーザー登録をするだけといたって簡単だ。当日店頭申し込み枠も用意されているが、車種が明確に決まっているなら、オンライン予約をしておくと待ち時間がなく、スムーズに体験できる。

当日はトライアルステーション（受付）で、これまでの運転経歴などのカウンセリングのほか、保険や個人情報の取り扱い説明、誓約書の記入などの手続きを行う。手続きが終わればいよいよ、試乗車とのご対面だ。試乗にはメルセデス製品を熟知したプロダクトエキスパートと呼ばれるスタッフが同乗。自分が運転する場合も、スタッフの同乗が義務付けられている。

今回、トライアルクルーズで試乗したのはMercedes‐AMG E 63 4MATIC＋。スタッフによるとメルセデスのハイパフォーマンスブランドであるAMGも、「メルセデス ミー」でなら豊富なラインナップを揃えており、試乗が可能だそう。乗車前のカウンセリングで初心者と伝わっていれば、シートの調整にはじまり、各種機能の操作説明までが丁寧に受けられるので、不慣れな人もさほど戸惑わずに済む。さらには、オフロードでありながら快適さをも追求したGクラスや、メルセデスの最高峰であるSクラスのカブリオーレなど、ディーラーでは扱いが少ない車種にも試乗できるというのだから、車好きにはたまらない体験となるはずだ。（※紹介した車種は、いずれも実際の試乗車とは色が異なる場合があります）

説明を受けながらクルマをゆっくりと裏通りから表通りへと走らせる。コースはあらかじめ決められていて、プロダクトエキスパートが進行方向や車線を的確かつ親切にレクチャー。5kmほどを走行して、約15分のドライブは終了した。長い時間ではないものの、右折、左折、長めのストレート、Uターンと一通りの運転の要素が盛り込まれたコース設定なので、ドライブフィーリングを知るには十分だと思う。

わずか15分程ながら、エンジンの力強さ、頼もしいエンジン音はもちろんのこと、電子制御のパーキングブレーキ、液晶表示によるインパネなど、さまざまな点で感心させられた。最先端のクルマ事情を知るうえで貴重な体験となったのはいうまでもない。最後にアンケートを済ませて、すべての所要時間は30～40分程度。もし、ほかに試乗したい車種が空いていれば、続けてのトライアルもOKなので、ぜひ最良のクルマ選びに向けて試してほしい。

最後に、今回訪れた「メルセデス ミー」について紹介をしておきたい。施設はブランドの情報発信の拠点となっていて、最新モデルの展示スペースのほか、カフェが1軒、レストランが2軒、設けられている。ちょっとほかにはない施設なので試乗だけでなく、仕事の休憩や休日にカフェやレストランを利用してみるのもよさそうだ。