ビクトリノックスは、1884年、ナイフ工房として、スイス中央のシュヴィーツ州イーバッハにて創業。その数年後に「オリジナル・スイスアーミーナイフ」(現マルチツール)を生み出し、スイス陸軍に納品することで世界的に有名になり地位を確立した。スイス国旗とそれを守る盾「クロス&シールド」がブランドのトレードマーク。現在、120カ国以上でトレードマークとして登録されている。

今回発表されたのは「ジェットセッター@work ALOX」「ビクトリノックス@work」「ミッドナイトマネージャー@work」の3種類。USBメモリーはマルチツール本体から取り外して使うこともできる。USB3.1 Type-Cポートにも対応しており、最新のパソコンやタブレット、スマートフォンにも使用できる。

USBメモリーのコネクタ部分は回転するようになっており、USB 3.0(Type-A、USB2.0でも利用できる。左)とUSB 3.1(Type-C、右)のどちらでも利用可能
USBメモリーは取り外しても利用できる

USBメモリー付きのビクトリノックス・マルチツールは全部で3種類。軽量でも衝撃に強いアルミニウム素材のハンドルがスタイリッシュな印象の「ジェットセッター@work ALOX」。国際的に権威のあるレッドドット・デザイン賞の、2018年のプロダクトデザイン部門を受賞している。出張の携行品としても頼りになりそうだ。

全モデルに付いているはさみは、右手でも左手でも使えて、爪切りとして使うことも可能。また、ビクトリノックス@workと、ミッドナイトマネージャー@workにはスライド式の加圧ボールペンが付いている。天井や壁に向けて文字を書いた場合でも、インクがかすれずに書けるのが特徴だ。ミッドナイトマネージャー@workはロゴ部分を押すとLEDライトが光るのが楽しい。

写真データや音声、動画ファイルなど、データのやりとりが必要になることはよくあるもの。普段からマルチツールを持ち歩いていれば、とっさにUSBメモリーが必要になったとき、サッと取り出せて重宝しそうだ。

editor's comment
出張が多いビジネスマンは、身だしなみにも使えるマルチツールを持っておくと何かと便利。USBメモリーがプラスされ、さらに便利度が増した。ただし、飛行機の移動時にはご注意を。危険物とみなされないよう、スーツケースインにしましょう。

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