「MAIKO SHOW」が行われるのは、祇園四条駅より徒歩2分にある「京都グランベルホテル」。毎週金曜日の夜8時30分から10時まで、1日30席限定で予約者のみ参加できる。料金は宿泊者と一般客で異なるが、「舞妓さんに会えるお座敷は料金が高いのでは」という声から、手に届きやすい価格で「MAIKO SHOW」を始めたもの。舞妓さんたちと近い距離で話をしたり、ゲームを一緒に体験したりできるのが最大の魅力だ。
価格は、宿泊者が3500円(税込)、一般客が5000円(税込)で、料金にはソフトドリンク一杯が含まれている。優美で絢爛な舞が至近距離で鑑賞できるので、京都の伝統を感じる貴重な時間になることは間違いない。お座敷遊びを一緒に体験し、ツーショットの記念撮影ができるサービスも。また舞妓の名刺と呼ばれる千社札(花名刺)も一人一枚プレゼントされる。ひとりひとり柄が異なるので、集めるのも楽しみの一つになりそうだ。
「京都グランベルホテル」は、昨年7月に開業。「祇園の継承×日本クリエイティブ」をコンセプトにし、館内は現代と伝統、和と洋といった対極の要素を融合させたデザインのホテル。特筆すべきは、地下にあるこだわりの大浴場だ。夜は洞窟をイメージした暗がりの中に浮かび上がる中庭が作り出す幻想的な空間が楽しめ、朝は日本初の人工太陽光で地下にいながら柔らかい朝日を感じられる。
舞妓さんと過ごす特別な夜「MAIKO SHOW」は、外国人をアテンドするにもお勧め。そんな観点で、京都の宿を探してみてもよさそうだ。
editor's comment
京都へ訪れた際、遠くで歩く舞妓さんを見かけるだけでも気分が華やぐもの。1時間30分、確実に舞妓さんと一緒に楽しめるこの「MAIKO SHOW」は、忘れられない思い出になりそうだ。海外からの友人と一緒に、まだ知らない京都を堪能したい。
text:Rina Araki