約160年もの間、この地にあった古民家をリノベーションし、極上のラグジュアリーな空間に仕立て上げたホテルが、2019年1月7日にグランドオープン。豊かな緑に囲まれた「鎌倉 古今」は、明治天皇によって創建された「鎌倉宮」から徒歩すぐ、多くの史跡に囲まれた品格漂う二階堂エリアに建つ。
一日二組限定のスイートルームは、洗練されたインテリアで和と洋が共存するリビングルーム、足を伸ばしてくつろげる畳の和室、アロマディフューザーから漂う心地よい香りが快適な眠りを約束してくれる寝室の3部屋があり、1部屋4名まで宿泊可能だ。バスルームは、高い温浴効果が得られるマイクロバブルバス付き。温泉ではないが、ボタン一つで微細な泡が体を包み、極上の癒しを提供してくれる。また各部屋には専属コンシェルジュがつき、滞在をフルサポート。至れり尽くせりの別荘のようなプライベート空間で、特別な時間を過ごすことができる。
地産地消のイタリア料理で知られる巨匠「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフがプロデュースした、身体にやさしい料理がいただける「Restaurant COCON」も同時にオープン。レストランは宿泊者以外でも利用可能で、鎌倉散策の際に寄れば、隠れ家的なレストランを知っていることで、パートナーから一目置かれそうだ。シェフの目利きで厳選された鎌倉野菜はもちろん、相模湾の新鮮な海鮮など地元の食材を意識した料理は、素材の味を生かして天然の甘さや旨味を心ゆくまで味わえる。ライブ感溢れるカウンター席もあり、シェフとの距離が近いので会話を楽しむことも可能だ。幅広い年齢層に人気の鎌倉で、160年前と現代とを行き来するような、ここでしか味わえないスペシャルなひと時を送ってみてはいかがだろうか。
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「鎌倉 古今」は、安政2年に建築された古民家だ。滞在の際はコンシェルジュが送迎を含めてフルサポートしてくれる。徒歩15分圏内には鎌倉宮、荏柄天神社、報国寺、瑞泉寺があり、鶴岡八幡宮までも車で5分の距離なので観光にはとても便利。ビジネスを忘れて、静養目的の何もしない贅沢な過ごし方は、きっと至福の時間になるだろう。民泊新法に基づき180日限定の営業なので、興味がある方は早めの計画をお勧めしたい。
text:Rina Araki