1853年、ドイツで創業したキッチン&テーブルウェアブランドの「WMF(ヴェーエムエフ)」。伝統の品質とものづくり精神を基軸に、最上の品質と洗練されたデザインのキッチンウェアとテーブルウェアのブランドとして世界で人気を博しているブランドだ。世界90カ国で販売されており、ドイツでキッチン用品部門の売上No.1になるほどの実力を誇る。そのWMFから2018年より発売されているシリーズの「ファンクション フォー」が公益社団法人 日本インダストリアルデザイナー協会による「JIDAデザインミュージアムセレクション vol.20 2018年」の選定製品となった。優れたデザインと実用性を兼ね備えた秀逸な商品が選ばれるこのセレクションでの受賞は、商業デザイン界での知名度をさらに格上げすることになるだろう。

蓋の赤いシリコンリングに施された4種類の加工が多彩な機能を生み出す

今回受賞した「ファンクション フォー」は、蓋を回すことで簡単に4つの機能を巧みに使い分けることができる便利な鍋。調理中でも鍋の中が見えるガラス蓋についた赤いシリコンリングの4箇所に異なる加工が施されており、それを鍋本体の注ぎ口に合わせるだけで、余計なキッチンツールを使わずにそれぞれの機能を使用することができる。野菜や米の「水切り」、パスタや麺の「湯切り」、蓋を開けずにスープなどを移せる「注ぎ口」、そして、食材の旨味を逃さない「密閉」機能である。蓋のシリコンリングは熱に強いため調理中でも安全性が高く安心だ。金属部分はWMFが独自開発した高品質のステンレス素材(クロマーガン)を使用。熱伝導性と保温性に優れた底面3層構造で使いやすく、簡単に料理のクオリティを上げることができる。

上から時計回り:ストックポット24cm/4万2000円、ハイキャセロール20cm/3万2000円、ソースパン16cm/2万5000円、ハイキャセロール16cm/2万8000円、ローキャセロール20cm/3万円(すべて税抜き)

料理は、調理をしてそれで終わりではない。最後の片付けまできちんとできてこそ、妻に恋人に一目置いてもらえるというもの。「ファンクション フォー」なら、ザルを使わずにこの鍋ひとつで、煮込み料理やパスタ、サラダづくりができるので、後片付けも簡単。キレイに整えられたキッチンを見せて、彼女たちからの賞賛を勝ち取ろう!

editor's comment
ジェンダーフリーが進む現代。今や「料理は女性の仕事」などと思っている男性も少ないだろう。料理はこなすべき「作業」ではなく、仕事とは異なるクリエイティビティを使うことでリフレッシュできる「楽しみ」と捉える男性も増えている。そんな料理男子たちは今、自分のクックギアを集め始めているらしい。仕事とは異なる頭の使い方を開発しながら、パートナーや家族に自慢の手料理を振る舞ってみてはいかがだろうか。

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WMF/ヴェーエムエフ


text:Mariko Ikeda