フランス料理界の巨匠、アラン・デュカスが手がけるショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」が、フランス国外で初となる店舗を日本にオープンさせたのは、2018年3月のこと。ショコラ好きはもちろんのこと、感度の高い人たちがざわめいたのは言うまでもない。最高品質の素材で作り出され、豊かで繊細な風味のショコラ達がスイーツ好きの心を魅了し続ける「ル・ショコラ・アラン・デュカス」が日本で初めて迎えるバレンタインで発表した限定ショコラが、「ハート」だ。オ・レとノワール、ふたつのショコラの雫を合わせるとハートの形になるようデザインされている。一方のハートにキャラメリゼしたヘーゼルナッツ、もう一方にはキャラメリゼしたアーモンドのプラリネがたっぷりと入っている。

「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のパリ工房では、カカオ豆を砕くところからショコラを作り上げるまでの全ての工程をショコラティエが手作業で行っている。デュカス氏の料理哲学は、良質な素材を厳選し、素材の持つ本来の味と香りを十分に引き出すことにあるからだ。また人気の高いボンボン・ショコラは、単一種のカカオ豆のみを使用した「ガナッシュ・オリジン」、バニラやコーヒー、柑橘などのフレーバーを楽しめる「ガナッシュ・グルマンド」、豊かなナッツの風味が広がる「プラリネ・ア・ランシエンヌ」の3タイプ。定番の味も、独創的な新しい味の組み合わせもどちらも極上の味わいだ。「ル・ショコラ・アラン・デュカス」の店頭に並ぶショコラは一つひとつに職人の技が光る。まさに“芸術”と呼ぶにふさわしい逸品がそろっている。

『フォンデュ・ショコラ グラス・ヴァーニュ』2100円(税別) 販売期間:2019年1月28日~2月28日(予定/ル・サロン限定)/©Pierre Monetta

「今までバレンタインにチョコを贈るなんてしたことないから、少し躊躇する……」という人は、二人で店舗を訪れてみてはいかがだろう?「ル・ショコラ・アラン・デュカス」には世界観をゆっくり堪能してほしいという想いから、日本橋と六本木店に“ル・サロン”が設けられている。おススメはバレンタイン期間限定メニュー『フォンデュ・ショコラ グラス・ヴァーニュ』。カカオ75%の同店オリジナル・ブレンドにエマルジョンバニラを加えたホットショコラ、そこにラズベリーやギモーヴ、ビスキュイ・サシェをフォンデュするスペシャルなデセールだ。

左:エグゼクティブ・シェフ ジュリアン・キンツラー 右:アラン・デュカス Photo by Pierre Monetta

「ショコラ、この言葉を聞けば誰もが甘く官能的な思いを抱き、その美味しさは私達を幸せで包み込みます。その圧倒的な魅力を言葉にすることはできません。想像と創造が広がるショコラの世界。しかしその扉は、ショコラという素材の奥深さを知るショコラティエだけに開かれます。ショコラは緻密で丹念な仕事の結晶。その秘宝にたどり着くには高い技術と厳密さ、優れた技量が必要です。この魅惑の世界に、皆さんをご案内しましょう」とアラン・デュカスは私達に語り掛ける。

ショコラティエたちが作り上げる芸術作品を大切な人と一緒に堪能してほしい。アルコールを含みながら少しずつ、少しずつ。その美味しさが二人を幸せで包んでくれるはずだ。

editor's comment
昨今は少し値の張るチョコレートを“自分へのご褒美”として買う女性は多い。「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のチョコレートはご褒美として最適だ。また、誇り高き職人たちが作るチョコレートを、バレンタインという特別な日に愛しい人から贈られたら、それは最高の愛の言葉になるだろう。誰かの心を動かしたいとき、この至極のチョコレートは有効なツールになりそうだ。

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ル・ショコラ・アラン・デュカス

text:A.Uehara