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葉巻の香りをイメージしたフレグランスは、愛煙家にとって朗報だ。シガーやたばこの煙で世間から煙たがられる愛煙家も、この香りでたちどころに愛される存在に変わることができるはずだ。また、禁煙中の愛煙家がこの香りでリフレッシュすることもできそうだ。自分にも周りにも嬉しい香りは、平和的な煙の楽しみ方と言えるだろう。
(STYLE編集部)

「トバッコ・トスカーノ」。その名の通り、トスカーナの葉巻をイメージした香りだ。とりわけシガー愛好家にとっては試してみたい香りにちがいない。シガーの産地として有名で、中世の街並みが残るイタリアの小さな街、ルッカ。「トバッコ・トスカーノ」は、その製造所で作られるトスカーナ・シガーから着想を得て作られたシリーズだ。

香りは、オリエンタルなウッディノートのブーケを思わせる。フローラルなトップノートとトスカーナ・シガーが強く香るスパイシーなミドルノートが溶け合い、スモーキーなバニラの香りの余韻が残る。落ち着いていて、穏やかな印象だ。

「アフターバスボディミルク トバッコ・トスカーノ」の洗練されたパッケージデザインは美しく、置くだけで絵になる。250ml 8800円(税別)

今回発売になるのは、リキッドソープとボディミルクの2つ。

シャワーのときにシガーの香りでリフレッシュし、柔らかな香りのボディミルクで肌をなめらかに保湿する。ボディミルクは、香水のように華やかに香りが立ち上がることはなく、近づいたときに控えめに香るので、品が良くて使いやすい。

この香りは、女性と一緒にいるときにも好感を持たれるだろう。「煙草の煙は苦手だけれど、シガーの香りは好き」だったり、「彼のシャツに煙草の香りが残っているのは好き」という声もきく。女性が身につける機会のない香りだからこそ、男らしさを連想させる。

香りは五感への刺激の中でも印象の記憶と結びつきやすいと言われている。「トバッコ・トスカーノ」は、相手の中に甘美な記憶を残すだろう。その香りを纏っている人物と共に。

サンタ・マリア・ノヴェッラのフィレンツェ本店

サンタ・マリア・ノヴェッラの歴史は、1221年にイタリア・フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ修道院に務めるドミニコ会の修道僧が自ら栽培した薬草や花を使い、修道院内にある薬局で薬剤・軟膏・鎮痛剤を調合したことに始まる。歴史と伝統に裏付けされたレシピをもとに、自然のハーブから生まれた香りの商品たちは、オーデコロンの原点となった「王妃の水」の香りをはじめ、ソープ、クリーム、インテリアフレグランスにいたるまで、幅広いラインナップが揃っている。

「オーデコロン トバッコ・トスカーノ」100ml \1万6000円(税別)

「トバッコ・トスカーノ」で使用されたシガーの葉は、かつてフランスの王妃であったカテリーナ・ディ・メディチが、頭痛薬として使っていたことから、“Herba catharinaria”(カテリーナのハーブ)とも呼ばれていたとのこと。「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のフレグランスの品質の高さは素材研究に裏打ちされており、その香りは世界中の人々に長く愛されている。

問い合わせ情報

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サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座
TEL:03‐3572‐2694

サンタ・マリア・ノヴェッラ

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text:Moca Kurio