今回発売される「ザ・グレンリベット ウィンチェスターコレクション50年 ヴィンテージ1967」は1967年に厳選したシェリー樽とバーボン樽に詰められて熟成に入ったウイスキー。50年という長期にわたって入念に管理され、受け継がれてきた原酒を現マスターディスティラーを務めるアラン・ウィンチェスター氏が熟成のピークを見極めて2018年にボトリングされた逸品だ。
日本ではわずか2本のみの販売だが、そのうちの1本は2019年7月1日よりザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町にある「The Bar illumiid(ザ・バー イルミード)」にてボトルキープ・プランとして発売される。先着一名の購入者は、グローバルに活躍するデザイナーである小市泰弘氏が製作したオリジナル・チェアに座って貴重なウイスキーを楽しむことができる。
この貴重なウイスキーを収めるギフトボックスのデザインを手掛けたのは「ELLE DECORATION」のブリティッシュ・デザイン・アワード2019でのデザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞をはじめ、数々の受賞歴を誇るデザイナーのベッサン・グレイ氏。
「ザ・グレンリベット」が蒸留所を構えるスコットランドのスぺイサイド地方に実際に足を運び、その風景やウイスキー造りを自分の目で見て、インスピレーションを受けたというグレイ氏。祖父が同地方で林学者をしており、「この土地に直接的なつながりを感じた」という。うねり連なる丘陵や水の流れを想起させる曲線が重層的に重なるデザインは時の流れも感じさせる。
ボトルデザインも秀逸で、施された波状のカッティングが光の入り方を調整し、ボトル内のウイスキーの色にグラデーションを与えている。クリアな色味が熟成初期を思わせる底のほうから、上に視線を移していくにつれて熟成期間を経たように徐々に濃い色に変化していく。50年という時の経過をボトルのデザインで表現しているのだ。ここまで作り込まれた美しいボトルだと、飲んでしまうことがもったいないような気さえしてくる。
自身の名前を冠したウイスキーを発売するアラン・ウィンチェスター氏にどのような人に飲んでほしいか尋ねると「このウイスキーを理解できるだけの知識を持っている人」と商品への思い入れの強さを覗かせた。
何十年単位で市場が動くヴィンテージウイスキー。次のチャンスはいつになるかは分からない。もしこのチャンスに手が届きそうで迷っているならば、思い切って一番に手を挙げてしまおう。一番でなければ、いくら欲しくても幻のウイスキーとなってしまうのだから。
テイスティングノート
【香り】
アプリコットジャムや、熟したピーチ、焦がしたアーモンドのほのかな香りを感じるリッチでフルーティーなフレーバー。
【味わい】
ベルベットのような滑らかな舌触りの中に、オレンジとミルクチョコレートのような甘い味わい。
【フィニッシュ】
長く、繊細でデリケートな甘い余韻。
プラン詳細
販売場所:ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町「The Bar illumiid」
住所:東京都千代田区紀尾井町1‐2
TEL:03‐3234‐1136
販売プラン:
【セット内容】※1セットボトルキープ限定商品
・「ザ・グレンリベット ウィンチェスターコレクション50年 ヴィンテージ1967」1本
・世界的デザイナー小市泰弘氏によるオリジナルチェア 1脚
・江戸切子ペアグラスオーダーメイド 1組
料金:700万円(消費税込・サービス料13%別)
販売開始:2019年7月1日~
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