ジム、スパ、食事、休息まで。移動せずに心身を整えられる
「MITA GARDEN CLUB」は、東京・三田の「住友不動産東京三田ガーデンタワー」地下2階に開業した、完全会員制の高級ウェルネス施設である。運営は、都市型総合フィットネスクラブ「エスフォルタ」を展開する住友不動産エスフォルタが担う。
住友不動産には、「ラ・トゥール」シリーズをはじめとする高級マンションを手掛けてきた経験がある。同様に、1986年からは住友不動産エスフォルタのもとで、総合フィットネスクラブやインドアゴルフスクールなどの事業を展開してきた。それらの事業で蓄積してきた知見やノウハウを背景に、富裕層・エグゼクティブ層向けの会員制ウェルネス拠点として開業したのが、このMITA GARDEN CLUBである。

MITA GARDEN CLUB
住所:東京都港区三田3‐5‐19 住友不動産東京三田ガーデンタワーB2F
アクセス:JR田町駅・三田口から徒歩5分、都営地下鉄三田駅・A2出口から徒歩4分
公式HP:https://mgc-web.esforta.co.jp/
設備:温浴施設、ジム、プール、スタジオ、ゴルフブース、ダイニング(※)、アロマトリートメント(※) (※)一部別途料金
駐車場:有(平面駐車場、5時間まで無料)、駐輪場も完備
入会金:33万円(税込み)※2026年6月時点
月会費:11万円(税込み)※2026年6月時点
営業時間:平日7:00~22:00、土日9:00~22:00 毎週金曜休館
フリーレンタル:ウェア上下、フェイスタオル、バスタオル、ソックス、シューズ、水着、ゴーグル、バスローブ、サウナハット、サウナマット
運営:住友不動産エスフォルタ株式会社 https://www.esforta.co.jp/
MITA GARDEN CLUBは入会金33万円、月会費11万円と、一般的なフィットネスクラブに比べると高額である。しかしながら、その料金設定にも納得させられるほどの魅力がある。
まずは、ジム、スタジオ、プールに加え、ヒーリングプール、サウナ、ゴルフブース、アロマトリートメント、ダイニング、ラウンジなど多彩なファシリティーがそろい、その日の体調や目的に合わせて過ごし方を選べることだ。たとえば、ジムでトレーニングをした後、ヒーリングプールやサウナで体を緩め、ダイニングで管理栄養士監修の軽食をとる。あるいは、ゴルフブースで体を動かしてから、マッサージチェアTOTONEで休み、ラウンジでコーヒーを飲みながら気持ちを切り替える。運動、回復、食事、休息を一カ所で済ませられるのは、多忙なビジネスパーソンにとって大きなメリットである。
現地で印象的だったのは、施設内に「横になれるスペース」が多いこと。プールサイドやリラクゼーションエリア、マッサージチェアTOTONEなど、体を休める場所が随所に用意されている。しっかり鍛えたい日だけでなく、疲れを取りたい日にも利用しやすい。


駅近なのにゆったり。都心で味わう“ゆとり”の価値
高級施設を利用する人にとって、設備の質と同じくらい大切なのが「ゆとり」だろう。混雑感が少なく、動線に余裕があるだけで、滞在中のストレスは大きく変わる。MITA GARDEN CLUBは、多くの施設がそろうだけでなく、それらが一体的に配置されている点も特徴の一つ。利用者は、運動する場所、休む場所、食事をする場所を移動しながらも、せわしなさを感じにくい。
ゆとりへの配慮は細部にも見られる。たとえば個人用ロッカーは幅45cmで、一般的なロッカーの30cm程度よりゆったりしている。スーツやコート、仕事用のバッグを持って訪れるビジネスパーソンにとって、荷物を無理に押し込まなくてよいのは想像以上に快適だ。同様に、パウダールームの個人ブースも幅100cmと十分なスペースを確保。出勤前や商談前に利用しても、身支度を整えて次の予定に向かいやすい。

ヒーリングプール、バス、サウナ。疲れを残さないための設備が充実
ビジネスパーソンにとって、健康管理は「鍛えること」だけではない。疲れを抜き、睡眠の質を高め、翌日の集中力を保つことも重要だ。MITA GARDEN CLUBには、ヒーリングプールをはじめ、温浴ゾーン、サウナ、水風呂、クールルームなどがあり、運動量や疲労度に合わせて体を整えられる。ヒーリングプールや25mプールには歩行コースもあり、本格的に泳ぐだけでなく、軽く体を動かしたい日にも使いやすい。


近年注目度の高いサウナは、フィンランド式を採用している。都内では珍しい“寝サウナ”もあり、横になりながらゆったり温まることができる。疲れがたまっている日には、こうした「休みながら整う」使い方がうれしい。また、施設内にはマッサージチェアも設置されている。トレーニング後やサウナ後に、さらに体を緩める時間を持てるため、短時間の利用でも満足感を得やすい。

部位別に選ばれたマシンで、本格トレーニングにも応える
ウェルネスやリラクゼーションを前面に出した施設でありながら、もちろんトレーニング環境にも力を入れている。それを象徴するのがトレーニングマシンである。
MITA GARDEN CLUBでは、鍛える部位ごとにトレーニングマシンのメーカーをセレクトしている。たとえば、上腕部にはNAUTILUS(ノーチラス)、臀部にはGLUTE BUILDER(グルートビルダー)といったように、部位ごとの使いやすさや効果を考えて選ばれている。また、ダンベルは40kgまで用意されており、本格的な筋力トレーニングにも対応。日常的な健康維持だけでなく、しっかり体をつくりたい人にも使いやすい。

トレーニングジムに隣接するスタジオでは、毎日多彩なプログラムが行われる。平日は1日10本程度のメニューがあり、ピラティス、ヨガ、エアロビクスなどを受けられる。これらは月会費の範囲で利用可能だ。ジムで鍛える日、スタジオで楽しく動く日、プールやサウナで軽く整える日と、目的に合わせて使い分けることができる。
ラウンジやダイニングで、滞在時間まで上質に
そしてMITA GARDEN CLUBの大きな特徴の一つが、ラウンジやダイニング、個室が用意されており、運動以外の時間も心地よく過ごせることである。運動後に一息つく、次の予定まで時間を調整する、会員同士で交流するなど、使い方はさまざま。これこそがフィットネスジムの領域を超えて、“大人のウェルネスクラブ”と題した理由である。
ラウンジには体を預けられるシングルソファなどがゆったりと置かれ、コーヒーや紅茶を片手に、仲間や会員とコミュニケーションを取ることができる。同じ価値観を有するビジネスパーソンとの出会いや交流もまた、会員制クラブならではの無形の価値である。
一方、ダイニングでは、主にサンドイッチやアサイーボウルなどのワンプレートメニューを提供する。メニューは管理栄養士が監修し、価格は1500~2000円程度。運動後の軽食や、仕事の合間のランチとして利用しやすい。なお、ダイニングメニューは月会費とは別料金となる。


忙しい人ほど、“整える時間”を戦略的に持つ
MITA GARDEN CLUBのような施設を見ると、高級フィットネスクラブの価値は「鍛える場所」だけにとどまらないことが分かる。月会費11万円の会員制クラブは、誰にとっても身近な選択肢ではないが、それでも、運動、休息、食事、交流を切り離さず、自分のコンディションを整える時間として考える姿勢は、多くのビジネスパーソンにとって参考になるだろう。忙しい日々の中で、どう体を動かし、どう休み、どう次の仕事に向かう状態をつくるか。MITA GARDEN CLUBは、そのヒントを与えてくれる施設といえそうだ。

photograph:Sumitomo Realty & Development
edit & text:d・e・w
