機能とデザイン、そして価格のバランスが優れた“リアルウォッチ”はここ数年増加傾向にある。それらの大半は機能を絞ってデザインをオーソドックスに、多くのユーザーに訴求できるような仕様を取ってその分価格を抑えるというアプローチだ。価格面での魅力は高いかもしれないが、少なからず物足りなさを感じるのも確か。そう考えるならばフレデリック・コンスタントの「ハートビート」モデルを一考してみてほしい。

同ブランドが、文字盤にオープンワークを施して内部機構を見せたハートビート・モデルを初めて発表したのが1994年。時計の表面からも機械式であることが分かるように、とのシンプルな発想から誕生した仕様だったが、これが瞬く間に大ヒット。以後多くのフォロワーを生み、腕時計の21世紀的デザインと言えるほど今ではごく普通に見られる。そのパイオニアがフレデリック・コンスタントだったのである。

新作の「クラシック カレ オートマチック ハートビート」は、ケースを小型化してブレスレット仕様とした日本限定版。小ぶりになったことで装着感が高まった。角形ケース、ローマンインデックス、ギヨシェ装飾というクラシックスタイルの中でハートビートが程よい個性を放つ。汗に強いブレスレット仕様でやや小型化されたサイズも程よい。角形特有の品格、ハートビートの個性、そして魅力的な価格と、これほど納得のリアルウォッチはそう多くない。

「クラシック カレ オートマチック ハートビート」。文字盤はホワイト、ブラック、ネイビーの3色。●すべてケース、ブレスレットは SS。ケースサイズ 33.3×30.4mm。自動巻き。 18万6000円
ケース裏にも機械式ムーブメントが覗く

2018年6月20日~8月19日まで、「フレデリック・コンスタント 2018 サマーキャンペーン」を開催。期間中に全国のフレデリック・コンスタント正規販売店で時計を購入すると時計ケースが付属。さらに抽選で豪華な宿泊券や食事券が当たるキャンペーンを行う。詳細は下記のウェブサイトから。

問い合わせ情報

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フレデリック・コンスタント相談室
TEL:0570-03-1988

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