フレデリック・コンスタントの主要モデル「クラシック カレ オートマチック ハートビート」にこの秋、日本限定モデルが登場した。それが文字盤にブラック・マザー・オブ・パール(ブラックMOP)を用いた写真のモデルである。角形ケースの品格、オープンワークの個性に、ブラック・マザー・オブ・パールの艶やかさが加わった。華美なジュエリーウォッチは気が引けても、こんな上品な光沢なら着けやすい。
MOPとは真珠母貝のこと。一般的な真ちゅう製のダイヤルに比して高価で加工が難しいことなどから、MOPを用いた時計は価格が上がりがちだが、手の届くラグジュアリーを標榜するこのブランドらしく、ストラップモデルは税込みでも20万円を切るサプライズ。近年は戦略的に時計価格を下げるブランドも見られるが、このバリュー・フォー・プライスの高さには感嘆。ここまできたか! と口をついて出そうになるほどである。
気がつけば今年も年末、華やかな席も増えるシーズンだろう。デイタイムは仕事、夜はレセプションなんて日には、品もあり艶やかさもあるこんな時計が重宝する。ネクタイを替えポケットチーフを挿したら手元の演出も気にかけたい。男の洒落心は細部にこそ現れるのだから。
2018年11月15日(木)~2019年1月14日(月・祝)まで、「フレデリック・コンスタント 30周年キャンペーン」を開催。期間中に全国のフレデリック・コンスタント正規販売店で対象時計を購入すると純正バックルなどをプレゼント。さらに、こちらのブラックMOPの文字盤のカレを購入すると、オリジナルのシルクポケットチーフをプレゼントします。詳細は下記公式サイトから。
edit & text:d・e・w
photograph:Shoichi Kondo