ヴァシュロン・コンスタンタンは、10月27日から「ヘリテージピース」の展示会を開催する。本展示会は、“ヘリテージピース”と称されるヴァシュロン・コンスタンタンが作った往年の名機たちを楽しめるというもの。「1947年製 コンプリートカレンダー腕時計」「1928年製 パルスメーター付きクロノグラフ懐中時計」「1962年製 レディス腕時計」「1964年製 自動巻き腕時計」など、1920年代から1960年代後半の懐中時計と腕時計20点以上が展示・販売される予定だ。これらの時計は間近に鑑賞できるほか、気に入ったものがあればその場で購入できる。

また、ヘリテージピースの展示会と同時開催されるのが、「ニックネーム」の展示会。ニックネームとは、各時計のケースデザインや装飾から着想を得た愛称が付けられたモデルのこと。それぞれの愛称を想起させるスケッチを時計と並べるという展示方法で、視覚的な時計の魅力を引き立てる。なお、 ニックネームは展示のみで、販売はされない。

ニックネームとして展示される『バットマン』。1962年製クロノメーターロワイヤル(非売品)。18KWG製。機械式自動巻きムーブメント。中3針。3位位置に日付表示。12時位置にダイヤモンド付きのマルタ十字ロゴ。バットマンの「耳付きヘルメット」に似たラグが特徴

ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史は長い。1755年にスイス・ジュネーブで創業し、260年以上にわたり一度も時計作りを中断したことのない、世界最古のマニュファクチュール。時計作りの卓越した技術を途切れなく継承し、ブランドの価値を守り続けてきた。しかし、伝統に腰かけているだけではない。伝統を受け継ぎながらも、常に革新の精神を忘れることはなかった。今回のイベントではそんなヴァシュロン・コンスタンタンの革新の歴史を知ることができる。

会場はヴァシュロン・コンスタンタン銀座ブティックで、期間は10月27日~11月30日、営業時間は12時~20時まで。美術館や博物館を訪ねるときのような気分で、このイベントに足を運んでみてはどうだろう。

editor's comment
何十年という時を経てもなお人々を惹きつけて離さない普遍的な美しさを兼ね備えた、歴史的遺産ともいうべきヴァシュロン・コンスタンタンの時計たち。それらは工業的なプロダクトではなく、芸術作品と呼ぶに相応しい。美術館で一枚の絵画と対峙するときに感じる、作品とあなただけの世界。時を越えて支持されてきた名機を前に、あなたと時計の間にはどんな世界が広がるだろうか。

▼PRESIDENT STYLE編集部から最新情報をお届け
Facebook Twitter
問い合わせ情報

問い合わせ情報

ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティック
東京都中央区銀座7-8-8


text:PRESIDENT STYLE