時計の格は細部の美しさで決まる～ヴァシュロン・コンスタンタン

ヴァシュロン・コンスタンタンは別格の時計ブランドだとはよくいわれることだ。それはなぜか。長大な歴史があり高度な技術と芸術性の蓄積があるからだ。複数の超複雑機構を統合、搭載したグランドコンプリケーションを製作する一方で、工芸技法を駆使したメティエ・ダールのような美術作品をつくるというように幅広く時計の可能性を追求してきた。それをよく知る時計愛好家たちはヴァシュロン・コンスタンタンをリスペクトして「別格」というのだろう。そして誰もが認めるように、通常モデルの仕上げの丁寧さ・美しさ、細部デザインへのこだわりは特記しておかなければならない。

紹介する「OVERSEAS PERPETUAL CALENDAR ULTRA_THIN（オーヴァーシーズ・エクストラフット・パーペチュアルカレンダー）」は、トラベラーのためのユーザビリティーあふれる旅時計だ。コンセプトは「カジュアル・エレガンス」。ムーンフェイズ付きのパーペチュアルカレンダー時計で、ケース厚はわずか8.1㎜。複雑時計でもこの薄さでシンプルに仕上がり、エレガントなドレスウォッチに見える。ストラップの換装可能なシステムも便利な1本だ。