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忙しい毎日の中で、時間は常に背後から迫ってくるものだ。そんな時間との鬼ごっこから一抜けしたいとき、時刻を“読む”時計が一息つく時間を与えてくれそうだ。
「QLOCKTWO」の置時計「TOUCH」は、斬新かつ洗練されたデザインが認められ、レッドドットデザイン賞、IFプロダクトデザイン賞といった、20以上もの国際的なデザイン賞を受賞した置時計だ。5月に発売される新色は、エレガントなグレーのモデル。アールグレイの茶葉をイメージしたというシックな色味は、どんな部屋にも馴染みそうだ。
「QLOCKTWO TOUCH(クロックツー タッチ)」は、現在時刻の文字が光り、文章として表示される。すべてのクロックツーの時計は、一見するとランダムに配置された110の文字のマトリックスが特徴的だ。一つ一つの文字が点灯し、現在時刻を意味する文章が浮かび上がる。
時刻を示す仕組みはこうだ。文章は5分おきに変わる。「10時10分」や「7時まであと5分」のように表示される。四隅のドットは1分を意味し、文章で表示される5分単位の時刻の間を補完する。時刻を表示する言葉は、20以上の言語から選ぶことが可能だ。
この精巧なQLOCKTWOの時計は、ドイツのシュウェビッシュ・グミュンドの工房にて職人の手作業により丁寧に作られる。
本体はアルミニウム製で、色はシルバー、もしくはブラック。マグネットで装着されるフロントカバーは、簡単に交換が可能だ。フロントカバーはアクリルカバーが6色(黒、白、赤、青、緑、そして今回発売されるグレー)、メタルカバー3種(ステンレススチール、金、錆など)と種類が豊富。インテリアに合わせて楽しむことができる。
寝るときに時計の明かりを消したい人のためにナイトタッチモードが用意されている。本体にタッチするだけで、時刻の再表示、アラームのオフ、スヌーズの管理ができるのは嬉しい。
見るのが楽しい時計は、毎日を少し面白くしてくれるはずだ。
text:Moca Kurio