【プレゼンター】
ヴィルヘルム・シュミット氏
A.ランゲ&ゾーネCEO

ヴィルヘルム・シュミット氏

忘れてはならない人物へのオマージュも予定している

最もランゲらしい新作と聞かれれば「トリプルスプリット」を挙げる。2つの経過時間を最長12時間まで積算し比較することができる世界にも類を見ないスプリットセコンドクロノグラフ。NEVER STAND STILL(決して立ち止まらない)というモットーのもと、2004年発表の「ダブルスプリット」が打ち立てた30分積算という記録を自らの手で更新した。

また、ビジネスパーソンにとって時計の機能でおそらく最も便利なものの一つが永久カレンダーだろう。今年発表した「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」は、永久カレンダーモデルの中でもひと際洗練された例と言える。新たな解釈によって月次リングをダイヤル外周に配することで、「ランゲ1」の特徴的なレイアウトを損なうことなく、すべての暦表示を統合している。

昨年は多くの点において転換期となった。中でも最も顕著だったのが急速なオンライン化で、コミュニケーション手段は従来に比べて大きく進化した。この利点はパンデミックを克服した後も続くと予想している。そして今年はわれわれにとって多忙な一年となる。後半には忘れてはならない人物へのオマージュとなるイベントを開催する予定だ。すなわち、ブランド再興時のCEOだったギュンター・ブリュームラインの没後20周年である。

トリプルスプリット

トリプルスプリット
18Kピンクゴールドケース。ケース径43.2mm。手巻き。3気圧防水。アリゲーターストラップ。2024万円(税込)。世界限定100本

2つの経過時間とそのラップタイムを最長12時間まで計測できるスプリットセコンドクロノ。初出は2018年。今年の新作ではピンクゴールドケースにブルーダイヤルを組み合わせた。

ランゲ1・パーペチュアルカレンダー

ランゲ1・パーペチュアルカレンダー
18Kピンクゴールドケース。ケース径41.9mm。自動巻き。3気圧防水。アリゲーターストラップ。1196万8000円(税込)

ダイヤル外周の回転式リングと6時位置のマーカーで月表示を、6時位置の小窓でうるう年表示を行う。オフセンターダイヤル、アウトサイズデイトという「ランゲ1」のコードを遵守しながら永久カレンダーを組み込んだ点が秀逸。ムーンフェイズと昼夜表示を同軸配置した技術も巧みだ。

問い合わせ情報

問い合わせ情報

A.ランゲ&ゾーネ
TEL:0120‐23‐1845


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