正式保証付きだからビンテージでも安心

近年、高級時計の世界では、現行品だけでなくビンテージウォッチにも注目が集まり、世界的に人気が高騰しつつある。だが、ビンテージウォッチの購入には少なからずリスクが付きまとう。ケースやダイヤルなど目に見えるパーツの状態は確認できても、内部のムーブメントのコンディションまではなかなか確かめることができないからだ。仮に購入後に修理するつもりでも、ムーブメントのパーツの保管期限が過ぎてしまっている場合などは、修理不可能になることも少なくない。そもそもビンテージウォッチは個体数が少ないこともあり、お目当てのモデルでコンディションが良好な一本を手にするのは、かなりハードルが高いと言わざるを得ない。

このたびIWCシャフハウゼンが販売するのは、そうしたリスクを負うことなく現行品と同じように安心できる、ブランドの正式保証が付いたビンテージウォッチとなる。今回販売されるのは、IWCの中でもコアなファンが多い「インヂュニア」の過去のモデル。インヂュニアは1955年に“初の民生用耐磁性腕時計”として誕生し、1976年に時計界の名デザイナーとして知られるジェラルド・ジェンタによりリデザインされた。今回はそのリデザイン後の1970~1980年代のモデルが中心に揃う。

時計
今回販売されるモデルの一つ。ジェラルド・ジェンタがデザインした1976年製「インヂュニア SL オートマティック(REF.1832)」。“ジャンボ”の愛称で親しまれる一本

今回は、全世界から購入希望者を募り、スイス本国で購入者が決定される。それに先立って、販売されるモデルが世界各国のIWCブティックを巡回し、この6月上旬には東京・新宿と大阪・うめだ阪急のブティックにやって来る。販売されるモデル、展示期間などは以下を参照のこと。ビンテージウォッチのため数量限定で、購入できる可能性は極めて小さいもののゼロではない。コンディション良好なインヂュニアのビンテージに近づけるまたとない機会、気になる人はまずはブティックに足を運んでみてほしい。

展示期間・ブティック情報

問い合わせ情報

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IWCシャフハウゼン
TEL:0120-05-1868


photograph:IWC SCHAFFHAUZEN

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