Recommended Item:「カルーゾ」のネイビージャケット

名だたる有名ブランドのOEMを手がけてきたイタリアの工場が、近年オリジナルで立ち上げたブランドが「カルーゾ」。クラシカルなものからモードなアイテムまで、あらゆるスタイルを形にできる高度な技術力が持ち味です。今回ご紹介するのはアイテムとして定番でありながら、ブランドならではの技が凝縮されたネイビージャケットです。王道のクラシックスタイルをアップデートし、シルエットやディテールに変化をつけ、機能的な素材を採用したこのジャケットならタイドアップはもちろん、ノータイやポロシャツでも全体のバランスがシャープに保てます。コーディネートが一辺倒になりがちなクールビズの時期も、快適におしゃれを楽しんでいただける逸品です。

Point 1:モヘア シルク ウール生地

イタリアを代表する生地ブランドのひとつ「チェルッティ」が「カルーゾ」のためだけに生産する、清涼感のある生地が特徴です。世界的な生地メーカーが特別に生地を供給するほど、「カルーゾ」は技術や質の高さが認められたブランドであるということがうかがえます。シャリっとして爽やかなモヘアに、柔らかさを加えるべくシルクとウールがブレンドされ、美しい光沢と着心地のよさを兼ね備えています。

良質な服地素材の生産地として名高いイタリア・ビエラ地方の中でも、特に注目度の高い「チェルッティ」の特別な生地、モヘア シルク ウール
薄くて軽い生地は、暑い夏でもあえて着たくなるほどの清涼感

Point 2:計算し尽くされたディテール

このジャケットはゴージラインとボタンの位置が高めなので、スマートでモダンな雰囲気を演出することができます。視線を上方に集めることで、肩回りと胸囲のボリュームのバランスが整って見え、着衣時のシルエットがより美しくなる効果があります。
また、よりシャープな印象をつくるべく、あえて肩幅が狭く設定されています。それでも柔軟な着心地で窮屈さを感じないのは仕立てがいいからです。アームホールにエクボがない、端正な表情のショルダーラインもこのジャケットの特徴です。

高めのゴージライン、無駄のないクリーンなショルダーライン、太すぎず細すぎない絶妙な幅のラペルなど、計算し尽くされたディテールの総和が美しい装いを形成する
他に類を見ないほどに丁寧で、きめ細かいフラワーホールのステッチはブランドの特徴のひとつ。目線が集まる上部に対する美意識の高さが現れている
ブルーのボタンが着こなしのセンスを上げる、さりげないアクセントに

【おススメしてくれた人】

齋藤 淳/Atsushi Saito
ザ ソブリンハウス 店長
『古着からデザイナーズまで様々なファッションを楽しんできました。そんな自分の経験をもとに、私が今一番いいと思うものをお客様に提案しています。』

ザ ソブリンハウス

問い合わせ情報

ザ ソブリンハウス
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photographer:Jun Miyashita
text & edit:lefthands