男性のスキンケアは、必須の身だしなみ
こんにちは。イメージングディレクターの高橋みどりです。
ここ数年、男性用のスキンケアアイテムやフレグランスの市場は、急速に拡大しています。
20代、30代の男性にとって、スキンケアはもはや「当たり前」。一方で、年配の男性の中には、いまだに「男がスキンケアなんて……」とおっしゃる方も多いようです。
とはいえ、加齢の問題を持ち出すまでもなく、日焼けやエアコンによる乾燥に加え、毎日のシェービングによって、肌は想像以上にダメージを受けています。若い頃、日焼けに無頓着だった世代であればいっそう、相応のケアは必要です。
パートナーのスキンケアアイテムを借りればいいよ……という方もいらっしゃるかと思いますが、そもそも男性と女性の肌は、皮脂量・水分量等々、大きく異なります。
「顔をボディソープや手洗い用の石鹸で洗ってしまう」という男性もいらっしゃるようですが、それでは皮膚に最低限必要なうるおいまでが奪われてしまいます。油分のコントロールをしつつ、適度なうるおいを留める「男性の肌に合ったスキンケア」が大切なのです。
まずは、男性用のスキンケアアイテムを購入し、「自分の肌がどれほど、変わる(元気になる)のか」を実感していただければと思います。
ベタつきやかさつきを感じさせず、健康的な艶感やうるおいを保った肌は、間違いなく若々しく元気な印象を周囲に与えます。
今回はスキンケア初心者の男性でも購入しやすいベーシックなアイテムを紹介します。さほどの手間も時間もかかりませんし、若々しさを保つためのアイテムとしては、かなりコストパフォーマンスも高いのではないでしょうか。
スキンケアは「オシャレというより身だしなみ」。毎日の習慣として取り入れ、さわやかで清潔感ある肌を保っていただけたらと思います。
香り初心者は、ボディクリームからでも
梅雨や夏の蒸し暑い季節は、満員電車やエレベーターなど、汗の匂いや体臭が特に気になります。
欧米の男性にとってフレグランスは身近なものですが、日本の男性は香りに対してとても保守的。「男が香水なんて!!」と抵抗感を示す方がほとんどです。
フレグランスはいわゆる香水(パルファム)のように、香りが強いものばかりではありません。オードトワレやオーデコロンなど、香りの濃度の低いものを選べば、ごく自然に、控えめな香りのオシャレが楽しめます。
香りを身にまとうのが「気恥ずかしい」と感じるのであれば、まずはシャワージェルやボディローションから、「香りの楽しみ」を体験なさってみてはいかがでしょうか。夜、ベッドに入ったとき、ほのかに漂う「残り香に癒やされる」感覚は、ご自身にとってもとても新鮮な歓びをもたらしてくれるはず。
自分の好きな香りが、あるときは気持ちをリラックスさせ、あるときはシャキッとやる気にさせてくれることがわかれば、「気持ちのスイッチ」のオンオフに、フレグランスを活用することも可能です。
今回ご紹介するのは、夏に似合う爽やかな香りばかり。ユニセックスなタイプなので、パートナーとの共有もおすすめです。是非、トライなさってみてくださいね。
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styling:Midori Takahashi
text:Maki Kasai
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