ペタッと湿った衣服によって本人が不快というのはもちろん、汗染みがあまりに目立つと先方への配慮というエチケットの面でも問題がある。そこで見直したいのがワイシャツの下に着るアンダーウェアだ。ハイテク素材を駆使したアンダーウェアは昨今さらに種類を広げ、吸汗・速乾性に加え接触冷感や防臭機能、さらに腋汗対策を施したものまで多様に進化を遂げている。では、早速悩みに答えていこう。
悩み「ワイシャツの下に下着を着るのが暑くてつらいです」
回答「通気性に優れ、接触冷感性を備えたアンダーウェアなら、むしろ快適です」
夏の下着選びで大切なことは、吸放湿性に優れるなどムレを積極的に防いでくれる素材のものを選ぶこと。また、暑がりの人に向けとして、昨今は着用することで「冷たく感じる」という接触冷感機能を有したものもリリースされている。
悩み「アンダーウェアが透けるのが気になります」
回答「ベージュの高機能アンダーウェアなら透けにくいです」
上に羽織るシャツが白いワイシャツの場合、白いアンダーウェアは透けて見えてしまうことがある。カジュアルな着こなしならまだしもビジネスシーンにおいて下着の存在を感じさせる装いは気をつけたいポイントだ。女性肌着にヒントを得た、透けて見えにくいベージュカラーのものを選んでほしい。
アンダーウェア界の雄「B.V.D.(ビー・ブイ・ディー)」の魅力
1876年に米国にて男性向け下着ブランドとして誕生。日本国内ではフジボウグループのもと、女性用アンダーウェアも手掛けている。なかでも人気を得ているのが、同ブランドにより打ち出される夏用下着シリーズである「クールインナー」。多汗な人向けの“ウルトラドライ”や呼吸するインナーである“ドライコントロール”、それに太陽の熱をシャットアウトする“爽eco”など多彩な快適下着を展開させている。
styling:Mariko Kawada
edit & text:Zeroyon Lab.
photograph:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)