ペタッと湿った衣服によって本人が不快というのはもちろん、汗染みがあまりに目立つと先方への配慮というエチケットの面でも問題がある。そこで見直したいのがワイシャツの下に着るアンダーウェアだ。ハイテク素材を駆使したアンダーウェアは昨今さらに種類を広げ、吸汗・速乾性に加え接触冷感や防臭機能、さらに腋汗対策を施したものまで多様に進化を遂げている。では、早速悩みに答えていこう。

悩み「汗がニオわないか気になります」

回答「抗菌消臭加工が施されたアンダーウェアを選びましょう」

汗をかくと皮膚のタンパク質や脂質、それにアミノ酸などが時間とともに酸化していく。それがガスとなり、不快なニオイの元となってしまうという。ゆえにニオイを気にする場合は、汗を積極的に放散させる機能と同時に、消臭効果を持つ一枚を選ぶべき。

糸に強く撚りを掛けることでサラリとした肌触りを実現した夏素材の定番モデル。ドライタッチに加え気になる汗のニオイを抑えるデオドラント加工がポイント。さらにこの一着は、脇汗を効率良く吸収するパッドを脇下に内蔵。脇の汗染みがアウターに移りにくい工夫が凝らされている。3000円 型番EE3417(44)/シーク
脇の下は専用のパッドを配した二重仕立て。ストレッチ性に優れた素材を使用しており、あらゆる動きに自然に対応する

悩み「ジャストサイズで着たいのですが、縫い目がごわつくのが嫌」

回答「完全無縫製のアンダーウェアなら、着心地のストレスが軽減されます」

汗を積極的に吸わせて放散させるハイテク下着は、ある程度ボディにフィットしていることが望ましい。しかし一方フィットすることで縫い目部分が身体に当たり違和感になることも。そういう方には縫い目を持たない無縫製仕上げのアンダーウェアをお薦めしたい。

袖の付け根や肩線などの合わせ部分を縫製せず、接着により仕立てているため肌触りは非常にスムース。また、袖口や衿ぐり、裾部分も折り返さずにカットオフR。非常に薄仕立てのため下着のラインが外に響きにくいところもポイント。高価な超長綿をベースに加工を施しており、シルクのような光沢を持つ。4800円 型番EE6016(44)/シーク
縫製ではなく接着による仕立てのため、肩周りも非常に軽快な着心地。カットオフRすることで折り返しのないフラットな袖口にも注目

グンゼが放つ快適を求める大人向け下着ブランド「SEEK(シーク)」の魅力

創業1896年という歴史を誇るグンゼが“大人のリアルライフに快適性を”と願いスタートさせた、高級メンズ下着ラインであるシーク。上質な着心地と優れたタッチを備えたアンダーウェアは、歩く・立つ・座る・屈むといった日常動作をストレスなく行えると同時に、スタイリッシュな着こなしに貢献するアイテムとして作りだされている。カットオフRや無縫製といった仕立ては、まさにシークの精神を具現化したディテールなのである。

問い合わせ情報

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グンゼ TEL:0120-167-874


styling:Mariko Kawada
edit & text:Zeroyon Lab.
photograph:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)