夏はホワイティな涼感ネクタイで清潔感を演出～白ベースのタイ

オンタイムにおけるカジュアルスタイルが市民権を得ている昨今、夏期の職場では半袖ポロシャツ一枚姿のビジネスマンも少なくない。しかし妙齢の男性が休日然とした装いで仕事に向かうのはいかがなモノだろう？　ノージャケットであっても、どこかに大人らしい“キチンと感”が欲しいもの。そんなとき胸元に一本筋をとおしてくれるネクタイは、大人の品格を表現する重要なアイテムとなる。第五回目は、見るからに清涼感が胸元に備わる白色ベースのネクタイを取り上げる。

ビジネスシーンには緊張感がつきもの。さらに暑さが加わることで、ストレスは臨界点に……。せめて服装は身奇麗にし、出会う相手の心を和ませるものでありたい。ネクタイこそ、そんな緊張感をほぐす絶好の装飾品だ。まず、しめることで相手への敬意を伝えることになる。さらに涼感あふれる見た目であれば、相手に安らぎを与える一服の清涼剤ともなり得る。この季節に目に入るだけで涼を感じさせるカラーといえば、断然ホワイト。とはいえ真っ白ではさすがに味気ないので、白場を多く持ちつつ窮屈感のない柄を配したデザインタイが理想となる。出会う相手の気持ちを清潔感と涼やかさにとってときほぐすことで、ストレスにより血が上った頭もクールダウン。これもまたひとつのクールビズのテクニックだ。

英国的なネクタイのエッセンスを取り入れつつ、完全日本製にて作られるこだわりのタイ・コレクションであるROBERT FRASER（ロバート・フレイザー）。国内最高峰のファクトリーで仕立てられるタイは、細部に至るまで手を掛けた本格派。表の素材に合わせて芯地までも慎重に選定するなど、見栄えとしめ心地の良さを追求した逸品をぜひ試して欲しい。精緻な仕立てには定評があり、国内の有名セレクトショップからのオーダーも多い。

ホワイトを基調としたタイは、夏の定番品として毎年リピーターを増やしている隠れた名品。シルク100％でありながら光沢感を抑えた組成により、目にやさしくなじむ清涼感を備えているのも特徴。今季は、趣味性の高いビンテージ風の小紋、女性に受けが良いチェック柄、さらに清潔感を意識して白場を多めにとった柄物など豊富なラインナップにて展開中だ。