オンオフ問わず、頼れる理由はブラウンカラーだけにあらず

今年5月より新元号が採用される。ビジネスパーソンにとって平成は、“働き方”が大きく変わった時代とも言えよう。多くの業種で外資系の企業が続々と参入。インターネットの普及により、時と場所を選ばず業務が行なえるようになった。また、05年のクールビズからは、服装面でも変化が続いている。長時間労働などの問題点も浮き彫りになるなか、総じていかに自分らしく働くかが大きなテーマとなっている。

今回紹介する「ボス」のブリーフケースは、多様化するビジネススタイルにおいてポリバレントな存在となりうる。柔らかいイタリアンレザーを使ったボディは、マットな質感と絶妙なシボが特徴。いたって定番のフォルムながら趣深いブラウンカラーを纏うことで、正統派のスーツスタイルはもちろん、カジュアルフライデーなどのジャケパンスタイルにも難なく馴染んでくれるだろう。装飾を最低限に抑えたデザインのなか、フロント上部の控えめな型押しロゴが静かに主張する点も秀逸だ。

ダブルファスナーの付いたふたつのポケットのうち、ひとつは内部にサブポケットを備える

外見だけでなく機能面で見ても、使用者の“わがまま”に答えてくれる利便性が際立つ。メイン収納としては、左右どちらからでも開閉できるダブルファスナー式の大きなポケットをふた口装備。片方には書類を、もう片方にはPCをといった使い分けが可能だ。そしてその中間には、スナップボタンのついたもうひとつのコンパートメントが用意される。バッグを持ったままでもアクセスが容易なこちらは、新聞やタブレットなどの収納にうってつけ。また、取り外しできるショルダーストラップを装着すれば肩掛けも可能となる。その軽快なビジュアルも相まって、オンオフ問わず活躍する場面が増えるに違いない。

新聞を挟んでよし、タブレットを入れてよし。スナップボタン式のコンパートメントは、取り出しやすく利便性が高い

自分らしく働く。それは意外と難しいことかもしれない。ただ、自分らしく使えるバッグを選ぶことは、比較的容易だ。いつもの黒いビジネスバッグを脇に置き、少し考えてみてはいかがだろう。

問い合わせ情報

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ヒューゴ ボス ジャパン
TEL:03‐5774‐7670

text:Naoki Masuyama
photograph:Kentaro Makita
styling:Eri Koide