ネクタイのコントラストを生かす

当社はDell EMCの製品やサービスを日本で提供しています。Dell EMCはストレージやサーバーなどの技術で世界をリードする総合テクノロジー企業です。私たちの主要なビジネスはBtoBということもあり、着こなしに関してもお客様に少しでもよい印象を持っていただけるよう心がけています。

それで自然とホワイトシャツに紺やグレーが主体のオーソドックスなダークスーツを合わせるスタイルが多くなります。スーツはオーダーするのが基本です。もっとも既製品でも割合と体にフィットするので、好みのものが見つかればそれを購入することもあります。

スーツは無難なタイプを選ぶ分、アクセントをつけるのはネクタイです。ふだんのビジネスシーンではお客様、あるいは自社のコーポレートカラーを選んだり、季節に合わせた色を選択したりします。今日のネクタイは少し春らしさを演出してみました。

また、講演やプレゼンのように多くの人の前でお話しさせていただく際、締まりのある雰囲気を出したいときはしっかりした色合い、なごんだ雰囲気を醸し出したいときは明るめの色合いを選ぶようにしています。

スーツはオーダーが基本だが、既製の服でもサイズが合えば着るという大塚社長。最近ではパーソナルスタイリングも試してみたいと話す

会話の量が速い意思決定に

多くの人の前で話すときはファッションに加え、表情やジェスチャーを交えてしっかりとメッセージを伝えることが大事だと思っています。聴衆は貴重な時間を割いて話を聞きに来てくれています。疲れが残っているような表情ではいけません。元気や笑顔が重要ですね。事前に必ず表情や姿勢を確認します。

社内においても明るい表情は大事です。オープンなコミュニケーションが私のモットーです。社員同士がオープンにつながり、リスペクトしあえば強いチームができます。社長室も独立させず、社員はいつでも誰でも私と話せる環境にしています。

私だけでなく、会社のカルチャーとしてコミュニケーションの量は多いですね。オフィス内はもちろん、場所を限定せず、社員同士で自然発生的に会話が始まっています。日ごろから密なネットワークが形成されているので、意思決定や行動がスピーディーです。私たちの属するテクノロジー産業のように非常に変化が大きい業界では、この風土、カルチャーが強みとなるのです。

愛用の逸品~ダイヤル式で抜群のフィット感。フットジョイのゴルフシューズ

ゴルフが好きで毎週のようにコースに出ています。回数のわりには上達していませんが(笑)。定番シューズは後ろにダイヤルが付いたタイプです。7年ほど前から同じブランドのものを履き替えて使っています。私の幅広の足型に合わせてくれていて、ダイヤルを回せば簡単にフィット感が高まります。クッションも効いていて履き心地抜群です。

大塚俊彦/Toshihiko Otsuka
EMCジャパン代表取締役社長
1962年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、日本IBMに入社。米国本社勤務等を経て、2005年に執行役員に就任。その後、日本オラクル副社長執行役員を経て、14年12月より現職。

text:Top Communication
photograph:Tadashi Aizawa
make & hair:RINO