第二十六回「ハイテク×エレガントな一着で防寒と格好よさを両立!」

「防寒効果抜群でもスーツが裾からはみ出るアウターで見た目は一気に氷点下!」

【A】お疲れ様~。なんだか今日はとっても寒い! 季節はすっかり冬よね。

【K】本当に! 街を歩く人達の装いもすっかり冬仕様よね。そして、私たちの大好きなファッションウォッチングも一番気分が盛り上がる季節よね!

【M】その通り! まずはアウターで楽しませていただき、アウターの下のコーディネートでも楽しませてもらえる。ステキなアウターを着ているのに、中身はがっかり……とか、アウターはいまいちだけど、中身は抜群! パーフェクトな人を発見した時は思わず「素敵です」と言葉をかけたくなるほど興奮しちゃうわよね(笑)

【A】おっと! ステキなトレンチを着たビジネスマンがやってきたわ。トレンチの丈、サイズ感、シルエットもなかなかのものね。さてさて、中身はいかがなものかしら?

【K】おっと、トレンチの下はインナーダウンか……確かに今日は寒いからね。コートの下にインナーダウンをしのばせたくなる気持ちよくわかるわ。

【A】そうね。でもなんなんだろうこの気持ち。寒さ対策に厚手の下着をしのばせていたのを見つけてしまったような、知ってはいけないことを見てしまったような感覚……。

【K】なんとなくわかる(笑)

【M】トレンチだと、真冬には少し寒いかもしれないわよね。かといって、街中でよく見かける、スーツにダウンジャケットを羽織って、ジャケットの裾がチラ見えしてしまっているのは、見た目にあまりよろしくない気がするわ~。

【K】確かに! 着ている人は暖かいけど、見た目は一気に氷点下の寒さね。

【A】クミったら、うまいわね~(笑)

【M】ね~知ってる? 見た目トレンチなのに、防寒性はダウン並、いいえ、それ以上の暖かさを得ることができるアイテムがあることを。

「格好いいだけじゃ足りない。機能的でエシカルなアウターがエグゼクティブに相応しい。」

【M】バーニーズ ニューヨークで手に入れることができる、ヘルノ社製のトレンチコートなの。

【A】都会的でとにかく上品なデザインが特徴的で、LAMINARシリーズのトレンチコートデザインのために独立したデザインチームが存在するほどのブランドだから、デザインは間違いないわよね。

【K】スタイリッシュな薄軽ダウンでその名を轟かせている『ヘルノ』だから、デザインだけでなく、ダウンの質も間違いなさそうよね。

【M】このアイテムに使用されているのは、厳密に言うと、ダウンじゃないの、“人工ダウン”なのよね。

【A&K】人工ダウン!?

【M】そう、天然の羽毛ではないの。動物愛護の観点から、毛皮を使用しないと多くのビッグメゾンが表明しているじゃない。ダウンも同様で、使用を禁止しているブランドが増えてきているのよね。ヘルノは全面的に使用中止ということではないようだけど、ゆくゆくはどのブランドも直面する問題ではないかしら。そこでヘルノが開発したのが、このトレンチに使用されている『ヘルノテック』なの。

【A】新しい素材なのね。でも、人工的なものって暖かさはどうなのかしら?

【M】この『ヘルノテック』は、防水、防風性、透湿性の高い高機能素材なの。簡単に言うと、雨にも強かったり、風をいれなかったりとか、高い保温性を保つことができる機能に加え、さらに外気温度にあわせた温度調整機能も備えている。コートの中をいつでも快適な状態に保ってくれるのよね。

【K】ダウンだと暖かいのはいいけど、混雑した電車や暖房が効いている部屋の中では暑すぎることってあるわよね。でも、この『ヘルノテック』だったら、温度調節をしてくれるから、脱いだり着たりをしなくても快適さが得られるのね。

【A】それに、動物愛護という点から、あえてこのアイテムを選んだなんて語りだしたら、見た目もさることながら、その人自身もとってもステキにみえてきちゃう♥

【K】確かに~!

【M】クラシカルな雰囲気とテクノロジーを絶妙に融合した高品質コート。デキる男にはこんなエシカルかつ上質な一着を冬の相棒に選んでほしいわよね。

【今回ご協力いただいた方】

BARNEYS NEW YORK PR 新井慶太さん
彼のご登場に、思わず後ずさりしそうになったほどのオーラの持ち主。「何でも知っている玄人感」を漂わせつつのジェントルマンな応対が印象的でした。さらに驚いたのが、大学の卒業を待たずにイタリアのサッカーリーグに所属されたという異色の経歴。「爽やかさをウリにしていた時代もありました」とハニカミながら微笑む新井さんにスタッフは胸を射抜かれたのでした。

【男の身だしなみ向上委員会 by re*colabo】

<委員会設立の趣旨>
今の時代、仕事をする上でどれだけ女性の心を掴むかというのは大きなアドバンテージ。そこで、男性の身だしなみを女性たちは実際にどうみているのかを、女性ファッションライターの目線から本音で語ります。身に付けるものは、本人のイメージを左右する重要なファクターであり、気付いていなかったことを改善することにより、改めて身だしなみを整える一歩になれば嬉しく思います。

re*colabo
女性誌出身のクリエイティブ&ライターチーム。これまでに光文社「STORY」、講談社「フォルツァスタイル」など数々の媒体や、書籍で執筆。また、航空会社のオリジナル商品を手掛けるなど、女性ならではの視点で多くのヒット商品を生み出している。その他、女性の心を鋭く分析するマーケティング調査が人気であり、大手化粧品会社ほか、さまざまな企業から依頼を受けている。

マリ(中央)
re*colabo代表。ファッション系出身ライター。「大人だからできる」シックなコンサバを推奨。内面を映すスタイリングに定評あり。

クミ(右)
元バンカーの生真面目ライター。ファッション、グルメ、トラベルなど多岐に渡り執筆。シンプルで「カッコいい」装いが得意。re*colaboで一番マナーやルールに拘りあり。

アキ(左)
人物取材が得意。10代半ばから20代後半まで、フランスとアメリカへ留学。結婚を機に夫の転勤に伴いアメリカにて駐在妻を経験。帰国後ライターに。

photo:kuma*
text:re*colabo