チェックイン後、新たなホテルライフが始まる

夕刻、『シーガイアコンベンションセンター』での会議を終えた後、向かったのは隣接する『シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート』の36階。そこはクラブフロアの宿泊客専用のラウンジ。一歩足を踏み入れると、眼下に広がる太平洋の雄大な水平線に息を飲む。プライベート感あふれる空間で、スムーズにチェックイン。迅速かつ温かな対応が嬉しい。

36階のラウンジ『シェラトンクラブ』でチェックイン・チェックアウトが可能

バゲージを部屋に運んでもらい、そのまま奥のラウンジの窓際に席を取る。早速、先ほどまでの会議をサマライズ。17時からのイブニングカクテルでは、モエ・エ・シャンドンのシャンパーニュや宮崎の焼酎、オードブルなどをフリーに楽しめる。太平洋に沈む夕日と広大な松林のコントラストが美しいトワイライトタイムの眺めは圧巻。PCを閉じれば、バケーションモードへとシフトチェンジ完了だ。

ラウンジは、36階以上のクラブフロア宿泊者なら滞在中は無料で利用できる

天然温泉にゆったりと浸かる

夕食まで時間の余裕があれば、温泉施設『松泉宮』で仕事の疲れを癒すのもいい。回廊を巡りたどり着いたのは奥の湯『月読』。地下1,000m、1千万年前の地層から湧き出るミネラル豊富な温泉は肌に馴染み、疲労回復・関節炎などにも効果的だとか。露天風呂に浸かれば、周囲を囲む黒松林の香りがほのかに漂う。部屋へ戻る道すがら、2階の『ピローギャラリー』にも立ち寄りたい。ピローアドバイザーが頭から頚椎にかけてのラインを計測、理想の枕を選んでくれる。

木々に含まれる化学物質フィトンチッドは細胞活性化、疲労回復などの効果がある。心身をリフレッシュするには最適な露天風呂『月読』
シーリー社と共同開発した「シェラトン・シグネチャーベッド」と、自分に合った枕が最高の眠りを約束してくれる

食の宝庫、宮崎を堪能する

今宵、食事の場として選んだのはカウンター割烹の『実家 くろぎ』。店主の黒木浩さんは宮崎の食材を知り尽くした料理人で、予約が困難といわれる東京の日本料理の名店『くろぎ』の黒木純氏の父上でもある。宮崎市内で割烹の名店を30年以上営んでいたが、リニューアルを機にシーガイアへ。新店のネーミングは小山薫堂氏によるもの。

メニューは「季節の懐石コース」のみ。「東京の店がうちを真似してるんです」と笑う浩さんの料理は、滋味深い地物食材に繊細な手仕事が施され、四季の恵みを存分に味わえる。カウンター越しに伺う、食にまつわる多彩な話題がまた絶妙。女将の由紀さん(純氏の妹)との掛け合いも楽しい。

バーや『焚火のリビング』で疲れを癒やす

夕食後のリラックスタイムは、『THE LIVING GARDEN』に建つガラス張りのバー『KUROBAR』を利用したい。人気は、旬のフルーツと5種のジンから組み合わせて注文するオリジナルのジントニック。中には珍しい国産のジンも2種入っている。喉越し爽快なジントニックを1杯頂いた後は、グラスの赤ワインをテイクアウトし『焚火のリビング』へ。ソファ席で揺らめく炎を見ながら、今日の会議でのプレゼンの成功に乾杯。心地いい酔いを携え自室へ戻り、眠りにつく。